本多平直の発言 (本会議)

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○本多平直君(続) 大島議長の指示には私は従います。
 大きく分けて五つの理由がございます。しっかりと、委員長、お聞きください。
 第一の解任理由は、与党寄りというよりも政府寄り、政府寄りというよりも総理寄りの全く不公正、不公平な委員会運営です。
 私が最初にあなたのことを変だと思ったのは……(発言する者あり)光栄でございます。おまえが変だとのお言葉、しっかり受けとめて取り組んでまいります。
 私が最初に棚橋委員長を変だと感じたのは、その異常なゆっくりとした話し方です。普通のスピードでお話しできるときもありますので、やむを得ない事情ではなくて、わざとやっているとしか思えません。私もいつもよりゆっくり読ませていただいているのは、自由民主党の皆さんにも棚橋ワールドを堪能していただきたいからであります。
 閣僚に我々が質問した後も、遠くの座席に座っている閣僚でも、その着席を一々待ってから次の指名に入る。こんなおかしな運営をした委員長を私たちは見たことがありません。
 なぜこんなおかしな運営をしているのか。いろいろ考えるに、理由は一つであります。今国会は、まさに、桜を見る会をめぐる安倍総理自身の公職選挙法違反、政治資金規正法違反などが疑われ、当然、これらの問題については、他のどの大臣でもありません、安倍総理しか答弁ができません。厳しい野党の追及にさらされる安倍総理の時間を一分でも一秒でも短くしようという魂胆だと思います。
 しかし、単に問題はゆっくり読んでいるとか着席まで待つとか、そんな話ではありません。我々野党議員が魂を込めて準備をした質問の時間をこうしたこそくな手段で削るなどということは、断じて許されることではありません。
 閣僚が、その辺にいらっしゃるんでしょうかね、まともな答弁をしない際の対応もひど過ぎます。
 我が会派の渡辺理事、大串理事が協議を求めても、のらりくらりと時間を稼ぎ、与党の理事を呼ぼうともしません。しばらく間を置いて与党の筆頭理事がようやく出てきても、一呼吸置いて、芝居がかりながら、大きく手を広げ、速記をとめてください。この間に、我々の大切な質問時間が一分、二分と経過していくんです。
 これまでも、なかなか時計をとめない、タヌキのような委員長がいたのでございますが、こんな露骨な委員長は初めてです。失われた質問時間を返してください。
 質問者の指定の大臣に当てない対応もひど過ぎます。
 北村大臣、どこにいらっしゃるんでしょうか。いらっしゃいますね。起きてくださいね。北村大臣のように答弁が不安定な大臣をかばうために政府参考人を指名する運営は過去の委員長でもありましたが、例えば、皆さん、めちゃくちゃなので聞いてください。
 二月三日、辻元議員、安倍総理に、なぜほかの行事は収支報告書に記載されているのに、前夜祭だけ七年間不記載なのかと。どう考えても安倍総理しか答えられない質問に、高市総務大臣を指名。意味が私はわかりませんでした。
 二月四日、我が会派の大河原雅子議員、選択的夫婦別姓について、制度論ではなく、総理大臣の思いを繰り返し聞きました。森法務大臣を指名。貴重な時間を奪いました。
 我々は、各大臣には各委員会で質問する機会があります。予算委員会は、総理大臣の思いを直接聞ける貴重な機会です。貴重な質問者の時間を奪う行為を断じて許すわけにはいきません。
 私もよくやじるので、やじるなとは申しませんが、皆さんがやじりますとこちらの方も読みたくなるので、できるだけ静かに。やじをとめていませんから。できるだけお静かにしていただいた方が、お互いにとって幸いだと存じます。
 第二の解任理由は、もちろん第一の解任理由とも関連しますが、不公正な運営が、公正に見せようという最低限の装いもなく、余りに見え見えであることです。ここまで不公正さが見え見えであることには、不純な動機があるのではないかと強く疑われることです。
 私は、予算委員会に所属して以来、河村建夫委員長、野田聖子委員長のもとで質問に立ってきました。私から見れば、速記のとめ方など、与党寄りと思われる運営がなかったわけではありませんが、少なくとも、公平に見えるよう、野党の声も聞いているように見えるようには努力をされていたと思います。
 それと引きかえ、棚橋泰文委員長は、第一の解任理由で述べたような不公正な運営を露骨に続けました。
 二月十二日、やたらいつもやじには敏感な棚橋委員長が、質問後の辻元議員への、あえて繰り返しません、失礼過ぎるので、安倍内閣総理大臣の大変失礼なやじを聞いていないと。仮に事実だとすれば、委員長として重大な職務怠慢です。
 二月十七日、傍聴席からたった一回発言をした共産党の国対の大幹部、こちらの方に、うちの会派は若者が頑張っている、そっちよりもこちらに、何の事前の注意もなく、突然、棚橋泰文委員長はこう言いました。誰ですか、傍聴人、御退席ください、衆議院規則並びに国会法によって命じますなどと突然発言。当然、こんな指示に誰も従うはずもなく、委員長の権威は著しく毀損されました。
 二月十八日の理事会では、交渉中に、我が会派の大串理事に対して、鉛筆で机をたたき、恫喝まがいのことをする。
 十九日、山尾議員の、検事長の定年延長に対する政府側の矛盾だらけの答弁に我々が抗議し、一時退席した際、事もあろうに、またサボるんですかと発言。またというのが何を指すか全くわかりませんが、サボるという言葉は、かみ合う答弁を求めて抗議のために闘う我々への言葉ではなく、新型コロナウイルス対策本部を私用で欠席し、反省はするが国民に謝罪はしない小泉進次郎、森まさこ、萩生田光一大臣にこそ向けられる言葉だということを明確に申し上げたいと思います。
 こうした棚橋委員長に対し、立憲民主党の枝野幸男代表は次のように述べました。日常的に完全に与党寄りの運営を公然としてはばからない、そろそろ入閣したいということで総理に尻尾を振っているポチなのかと私は強く申し上げたい、恥ずかしくないのか……(発言する者あり)後がありますから、ちゃんと聞いてくださいね。

発言情報

speech_id: 120105254X00720200227_008

発言者: 本多平直

speaker_id: 6726

日付: 2020-02-27

院: 衆議院

会議名: 本会議