堀内詔子の発言 (本会議)
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○堀内詔子君 自由民主党・無所属の会の堀内詔子です。
私は、自由民主党、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました予算委員長棚橋泰文君解任決議案に対しまして、断固反対する立場から討論を行います。(拍手)
まず初めに、今般の新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた皆様方の御冥福を心からお祈り申し上げます。
近年頻発する激甚な災害から国民を守るため、ハード、ソフト両面からの対策は急務であります。現在審議中の令和二年度予算には、防災・減災、国土強靱化予算が盛り込まれております。我が国に住む全ての人々の生命や財産を守ることは、国民の皆様から負託を受けた我々国会議員にとって最も重要な任務の一つと言っても過言ではありません。我々与党は、国民の安全、安心を守るために、一刻も早い予算の成立が必要であると確信しております。
にもかかわらず、今回、維新の党を除く野党から提出された解任決議案は、誠実で真面目な棚橋委員長の委員会運営手続を批判するものであるとともに、令和二年度予算審議をいたずらに政局にするものであります。国民の安全、安心を顧みることなく、十年一日のごとく党利党略に走る野党の皆さんの態度には、疑問を呈せざるを得ません。
そもそも、常任委員長の解任決議案には、客観的かつ積極的な理由が必要なはずです。しかしながら、正義感にあふれ、心配りのある棚橋委員長の委員会運営のどこにもその理由を見出すことができません。全く理解のできない解任決議案だと思います。
一部野党の皆さんは、棚橋委員長が自分たちの希望する答弁者を指名しなかったと主張しておられます。
しかし、委員会の議事整理は委員長の職権であり、加えて申し上げれば、棚橋委員長の答弁者の指定は極めて的確でありました。委員会の議論をつぶさに見ていると、棚橋委員長が指名した答弁者は、質問者に対し、正面から丁寧に答弁を行っておりました。
衆議院規則では、細目的、技術的な質問は政府参考人に答弁させることとしており、あくまで充実した予算審議のために答弁させたものであります。所管事項に責任ある、政府を代表する立場の政府参考人を招致するという原則は、何ら問題がありません。
また、一部野党の皆さんは、議事が混乱した際に委員会の時間を停止しないと主張しておられますが、総理や閣僚など答弁者の発言は的確かつ要点を得ており、棚橋委員長はみずからの御判断で、簡潔に答弁を行うようにとの旨の指示も出されております。与野党それぞれの主張に耳を傾けられ、公正かつ中立な、まさに見事な采配でございました。
そもそも、国会は言論の府であり、一問一答の質問、答弁が求められることもありますが、背景も含めた丁寧な議論を行うことこそが国会に求められているのではないでしょうか。
解任決議案を出された皆様方は、棚橋委員長が与党提案の日程で採決することを理事会で一方的に決めたと主張しておられます。
棚橋委員長は、基本的質疑や一般質疑において、野党の質疑時間に十分に配慮されました。さらに、喫緊な審議が必要なテーマの集中審議も、与野党合意のもとで円満に行われてきました。地方公聴会、そして中央公聴会、分科会も開催され、慎重かつ丁寧に質疑を重ねられております。
これにより、予算の審議に十分な審議時間や密度が確保されております。これらは、ひとえに委員長の采配のたまものであります。
さまざまな状況を鑑みると、採決を行う機は熟したと考えられるのが議会人として自然な姿ではないでしょうか。
いま一度申し上げますが、委員会運営に際し、棚橋委員長は公平、中立かつ誠実な御判断で臨まれていたことは皆さんが一番御存じのはずで、解任に値するところはみじんもないことは誰の目にも明らかであります。
既にこの解任決議案は議題となっておりますが、真に良識のある野党の皆さんであれば、この場で直ちに撤回されることを強く期待いたします。
以上、申し上げました理由により、本解任決議案に断固反対を表明し、私の反対討論といたします。(拍手)