宮本徹の発言 (本会議)

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○宮本徹君 私は、棚橋泰文予算委員長解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 今予算委員会では、桜を見る会、黒川検事長の定年延長など、国会が行政監視の機能を果たすことが強く求められております。ところが、棚橋委員長は、行政監視機能発揮へ力を尽くすどころか、職権濫用の疑いのある和泉首相補佐官など野党が求める参考人は認めず、野党が求めていない参考人を毎回採決で決めるという異常な運営を続けております。予算委員長の任にあらずであります。
 今、桜を見る会でも、黒川氏の定年延長でも、総理答弁、政府答弁の信憑性が問われる事態になっています。
 ところが、与党は締めくくり質疑を提案しております。政府の答弁が行き詰まる中、審議も尽くさずに予算委員会を打ち切るなど、国会の自殺行為と言わなければなりません。
 桜を見る会をめぐっては、安倍首相が、税金を使った内閣の公的行事である桜を見る会を私物化し、後援会員を接待したのは事実上の買収ではないかが問われています。
 安倍首相は、地元事務所が参加者を幅広く募ったことを認めながらも、内閣府、内閣官房が最終的に取りまとめているから公選法違反に当たらないと答弁してきました。しかし、安倍事務所は、内閣府が招待状を発送する前に、桜を見る会への御参加賜り、ありがとうございますと記した文書を出していました。
 安倍首相は、「回数を重ねる中で、推薦すれば招待されるだろうとの安易な臆測のもと、作業を進めてしまった」と答弁しましたが、まさに語るに落ちるであります。内閣府、内閣官房がノーチェックだったことは明らかです。
 先週末、それを裏づける政府職員の新たな証言が報道されました。首相答弁は虚偽ではないのか、いよいよたださなければなりません。
 桜を見る会前夜祭については、先週、ANAインターコンチネンタルホテル東京が、見積書や明細書を主催者側に発行していないケースも、ホテル主催でない宴会で代金を参加者一人一人から会費形式で受け取ることもないこと、このことに例外はないことを文書で明らかにいたしました。明細書の発行を受け取っていない、参加者一人一人がホテルに五千円を払っているなどの総理の答弁は完全に否定されました。参加者一人一人がホテルとの契約主体だから政治資金収支報告書に記載する必要はないという安倍首相の珍論は、もはや成り立ちようがないのであります。
 桜を見る会の招待者名簿等を私が資料要求した昨年五月九日ごろに全て破棄をしたという答弁も、審議の中で虚偽であることが明白になりました。ところが、答弁に窮した政府は、うその上にうそを重ね、国会を欺き続けております。断じて許すわけにはまいりません。
 黒川検事長の定年延長は、国会の立法権を侵害するものであり、立法府として見過ごすわけには断じてなりません。
 検察官は、起訴の権限を持つ唯一の機関であります。時の権力者も起訴できます。何よりも、職務執行の公正さ、政治的中立さが求められ、その職責の特殊性から、検察官は検察庁法で、任免について一般の公務員とは異なる取扱いとされてきました。政権の思惑で定年延長されたりされなかったり、こうしたことはできない法解釈をしてきたのであります。
 ところが、安倍政権は、この立法以来の法解釈を無視して、黒川氏の定年延長の閣議決定を行いました。前代未聞の暴挙と言わなければなりません。
 しかも、法解釈の変更は口頭決裁だという。いつ、どういう理屈でこれまでの法解釈を変更したのか記された決裁文書がないなど、本来あり得ないわけであります。法務大臣の答弁も、人事院の答弁も、くるくる変わり、審議すればするほど、閣議決定前には正式な法解釈の変更が行われてはおらず、黒川氏の定年延長は違法な決定であった疑念が深まっております。
 今、棚橋委員長がやるべきは、国会が行政監視機能を果たすために、真実が明らかになり、過ちが是正されるまで徹底した審議を続けることではないでしょうか。
 予算案そのものにも大きな問題があります。新型コロナウイルス対策は一円も計上されていません。国民の命と健康、暮らしと雇用を守るために、予算の修正が必要なのではありませんか。審議を打ち切ることなど断じて許されない、このことを厳しく指摘し、討論とさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 宮本徹

speaker_id: 19574

日付: 2020-02-27

院: 衆議院

会議名: 本会議