安藤裕の発言 (本会議)
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○安藤裕君 自由民主党・無所属の会の安藤裕です。(拍手)
冒頭、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に対し哀悼の意を表しますとともに、現在罹患されておられる皆様の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。
さて、私は、ただいま議題となりました文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案について、自由民主党と公明党を代表して質問いたします。
自由民主党は、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ、令和の時代を築いていくため、文化立国の実現に向けてさまざまな提言をしてまいりました。
具体的には、官民が連携して、観光振興やまちづくり、地方創生につながる文化資源の活用を進めること、新時代に即した文化施設を目指した機能強化、二〇二〇年オリンピック・パラリンピック競技大会での日本文化の発信、戦略的な広報の充実による文化による国家ブランド戦略の構築などです。
本法案は、こうした我が党の提言とも合致したものであり、文化の振興を更に前に進め、地方創生の一環として文化観光で地域を活性化しようという動きを後押しするために必要な法案と考えております。
また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を夏に控え、日本は、有形無形のさまざまな文化をより魅力ある観光資源として磨き上げ、各地域の一層の活性化を図る絶好の機会を迎えています。
そこで、まず、本法案における文化観光とはどのような観光を想定しているのか、また、本法案によって地域における文化観光をどのように支援していくのかについて、萩生田文部科学大臣にお伺いします。
地域の活性化を進める上で、文化観光を中心とした取組は現在もあると思います。他方、例えば、博物館、美術館のような文化施設では人手が足りないという問題や、魅力ある文化資源があってもどう活用していいかわからないなどの声も伺います。今回の法案が地域における文化観光を推進する際の後押しになるかどうかを審議するに当たっては、各地域の要望が踏まえられているかどうかは重要です。
そこで、萩生田文部科学大臣にお伺いします。地域においては具体的にどのような要望があり、本法案はその要望にどう応えているのでしょうか。
ところで、文化観光を推進するためにも、そもそも文化そのものの振興が重要です。例えば、地域にある貴重な文化財が適切に保存されていなければ、積極的に活用し、多くの人に見てもらい、理解を深めてもらうことは難しいと思います。また、次世代の文化芸術の担い手を育成していかなければ新しい文化は生まれません。
そこで、萩生田文部科学大臣にお伺いします。文化観光を推進する上で、どのように文化財の保存や文化芸術に携わる人材育成を行っていこうと考えておられるのでしょうか。
結びに、文化の振興を図るためには、魅力ある有形無形の文化資源を適切に保存し、また、それを多くの人に親しんでもらうような活用をすることはとても重要です。さらに、文化とは、過去から継承されているものばかりではありません。日々の日本人の生活の中から、自然と育まれ、継承され、いつの間にか伝統文化として育っていくものです。過去の人々も、その時々の生活の中で、自分たちがいいと考えるものをみずからの自由意思でつくっていたら、いつの間にか文化として守られるべきものとして認められ、保護されるようになっていったのでしょう。
このような、日々の人々の生活の中に文化にかかわることができる余裕があることこそが、何よりも文化振興には欠かせないものと考えます。
今、日本では、新型コロナウイルス蔓延防止のための政府による自粛要請に国民の皆さんが御協力してくださり、一日も早い終息が望まれています。
一方で、残念ながら、さまざまな経済活動が停滞し、大変厳しい状況になっております。一日も早くこの事態を収束させ、そして、日本経済を再生させて、文化振興にそれぞれの国民が精神的にも経済的にも安心してかかわれる状態をつくることこそが喫緊の課題です。
令和の恐慌回避のためにも、例えば消費税を当分の間ゼロにするなどの国民が希望が持てる強いメッセージを一日も早く出していただくとともに、大胆に取り組んでくださることを政府に強く要請して、私の質問を終わります。
ありがとうございました。(拍手)
〔国務大臣萩生田光一君登壇〕