小松正之の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(小松正之君) まあ、ちょっと言いにくいことですけど、簡単に言うと、もう組織がばらばらですよね。科学調査体制、それから役所の体制、あとは政治との関与、関わりもやっぱり従前に比べて相当なくなったという印象があります。
 例えば、南氷洋の捕獲枠を再計算、先祖返りした三百三十三頭に戻してすぐやめるわけですよね。そういうやめるプロセスなんかも、どうもそのコミュニケーションが円滑に図られていないというところがありますし、それから今回も、脱退したにもかかわらず、本会議はさっぱり行かない、科学委員会は行く、一体どっちの方を向いているんだというようなところがありますし、それから、去年のブラジルの会合の前に、その前からですけど、やっぱり私のときだったら、さっき松川先生の話もあったんですけど、ミナミマグロのときもそうですけど、勝っても負けても、とにかく嫌いなオーストラリア、ニュージーランドも含めてちゃんと丁寧に説明していたものですよね。それでも対立は取れないんですが、しかし、そういうことをやっていると絶対大ごとにはならないんですよ、対立になっても、アメリカとの間でもですね。そういう何か当たり前のことを淡々とやる。当時だって、豪州はICJに行くときに、ラッド首相はやりたがったんですけど、役人は全部総掛かりで止めたんですよね。
 そういう情報が事前に入っていれば、やりようもあるだとか、やりようもなかったかもしれませんけれども、やっぱり何というんですか、冒頭申し上げた、こつこつやることをやっていないという感じが常にして、それは核になる人材を誰かやっぱりちゃんと置かないと。
 外国の場合は、長い間やっている人間が必ずいるんですよ。だから、今度のICJの裁判のときも、ミナミマグロ裁判の経験者、キャンベルというやつですけど、憎たらしいやつですけど、これは法務の関係者なんですが、そういう要するに流れがあるんですけど、日本の代表団の中には流れが一つもないわけですね。
 ですから、負けるべくして負けたとは言いにくい、言いたくもないですけど、やりようが、こつこつと基本を踏まえていれば、例えば科学面では日本の科学者が証言しないでノルウェーに任せたとか、ノルウェーのワローさんという人は、俺はそんなもの知らないと言ったとか、当たり前のことだと思うんですよね。自分のうちを守るのに、自分がやらないで誰がやるのかとかですね。
 それから、裁判に行く前はこれは勝つ勝つと言って負けたと。負けたら、私はあんなの不当判決だと思うんですけど、二審制はないといっても、ICJがこんな判決出していいのかという抗議すらしないというようなことが、やっぱり私は、ばらばらで中長期を見ていなくて、それから、その場しのぎでという感じがしますので、やっぱり政治主導で中身を一貫して動かすような、これ捕鯨の問題だけじゃなくて、先ほども申し上げましたように、海洋だとか環境だとか漁業全体というふうに是非これからは捉まえて、その核として捕鯨政策を推進していただければと強く思います。

発言情報

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発言者: 小松正之

speaker_id: 29326

日付: 2020-02-12

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会