小松正之の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(小松正之君) 資源量、資源の分布というのは二百海里内だけじゃないわけですね。ミンククジラ大体二万五百頭あって、その中から大体百八十頭ぐらい捕獲できるんですが、これを、RMPを使った場合ですよ、使わない場合で安全に捕獲するなら四百頭ぐらい捕ったってびくとも私はしないと思いますけれども、その頭数が日本の近海で捕りなさいということですね。一部は捕鯨、それから一部は調査科学捕鯨にしなさい。というのは、やっぱりこれからはデータを取る時代で、捕鯨業者がただ鯨肉だけ捕ってくるというのは、なるべく私は少ない数にした方がいいなというふうに考えます。
沿岸の場合は、今のところあとイワシクジラ、これも二十五頭なんですけど、これももうおずおずして、これワシントン条約との関係もあってこうなっているんですが、別に調査をしっかりすれば、これも百七十頭から二百頭捕れますから、三万頭、三万四千頭いますからこれも大丈夫ですし、これも公海に出ることですよね、北太平洋の。それから、ニタリも同じような状態、これも三万四千頭ぐらいいて、これは今百五十頭捕っていますが、百七、八十頭は大丈夫ですね。これはまあまあだからまずまずですね。
あとはナガスですね。ナガス、今調査をやっていますけど、これも大体四万頭、三万から四万頭ぐらいは日本海、太平洋を入れて捕れると思うんですね。そうすると、ナガスというのはこれ大きいですから、鯨肉にすれば、要するに漁業への影響を考えればもっと大きいインパクトに、ミンククジラの十倍ぐらいのインパクトはあると。
それから、南氷洋については、一番やっぱり資源が豊富なのはこれはミンククジラですから、これは五十二万頭います。だけど、実際はもう百万頭、アイスパックの向こう側に山ほどいますから、もっといますので、昔、我々は二千頭と言っていましたけれども、五千頭ぐらい捕ったってびくともしないと思います。
それから、ナガスは物すごく急速に増えています。ザトウはうじゃうじゃいます。これは頭数一々言わなくてもいいと思うんですが、これも要するに数百頭は捕れますね、どっちもですね。
そういうことなので、あとは船団の能力ですね、船団の能力。今の日新丸はグラビティーというか重心が上がってしまっていますから、それから老朽化しています。昭和六十三年の建造ですから、これも新しくしなくちゃならない。
ただ、母船を、ただ海に浮いているキャッチャーが、要するに加工型じゃなくて、例えば北太平洋に持ってきたらトロールができるだとか巻き網ができるだとか、そういう能力を併せて付けていく、マルチパーパスですね、北欧で言う。そういうやり方をしながら、やっぱり魚との関係も、利用も、それから調査も考えていくということが必要かと思います。
そういうのをベースにして、ですから、さっき言った条件付で戻ってきて、商業捕鯨、条約上の商業捕鯨も調査捕鯨もできる。CITES上はちゃんと新しい調査計画を作って、調査上の持込みにしてもいいし、商業上の持込みにしてもいいと思うんですね。ただし、やっぱり科学的な根拠が重要になっていくということになります。