伊藤孝恵の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○伊藤孝恵君 今、高橋委員の方から、本当にまさに我が意を得たりというような御指摘をいただきました。そういった養育費の確保というのについて、あらゆる委員が興味を持ち、そして一歩踏み出すためのその法整備というのを進めていきたいというふうに思います。
 今、困難を抱えている、そして子供というキーワードでふと浮かんだのが、やはり今、学校が再開された子供たち、彼女たち、彼らというのが今どんな気持ちで学校に通っているのかなというところを鑑みますと、今、彼女たちは、およそ三か月、春休みも含めて三か月というのの学びの時間、それは、学びというのは、学習の学びという意味、それから体験という学び、そういった両方の学びの空白を抱え、それをどうやって埋めていくかというところを我々大人が宿題をもらっているという状態だというふうに思います。
 まさに、この学びの空白をどういうふうに埋めていくかについては、与野党共に、例えば九月入学だとか、例えば数年を掛けて解消するというような議論がいろいろあるがために、より子供たちが、今、どういうふうになるのだろう、特に受験生、特に声を出せない未就学児、その両親たちというのの不安をあおっているというような状況があります。
 実際に学校を再開した先生にお話を聞いたんですが、今、学校に行くと、みんなやはりマスクだそうです。そして、フェースシールドをして、クーラーはなかなかつけてはいけないというふうに学校設置者に言われているので、おとといは室温が二十五度だったそうです。二十五度の中でマスクをし、フェースシールドをし、本当に気分が悪くなる、熱中症で倒れる子供がいるんじゃないかというような子供がいる中で、冷房をつけてもいいかというふうに担任が聞いたところ、それはちょっと待ってくれと。ガイドラインもないし、あと光熱費がというところで、なかなかその学ぶ環境というのにもなっていない。
 それからやはり、着席をするんですけれども、距離を取って、しゃべってはいけないというふうに言われるそうです。そして、遊具も触っていけない、ボールも触っていけない。そして、集団で何か実験をしたり、それももちろん駄目だと。にもかかわらず部活動は再開するといったような、文科省の出しているガイドラインとは随分違ったような運用が学校の中ではあるそうです。
 今、九〇から九五%冷房は設置されているというふうに聞いていましたが、実際には七割強、七七%でしたか、だというふうに、冷房設置率、ハードの面でもまだ整っておりません。普通教室でそれ。特別教室、音楽室とか理科室とかですね、特別教室ですとそれは半分にまで落ち込みます。そして、体育館はほとんど設置はされていませんし、給食を作る方々、夏休みも授業もすると言っているのに、給食室にもその冷房の設置というのはほとんどされておりません。昨日お伺いしたところ、給食室は随分古い施設が多いので、そこに新しい冷房を設置するというのが費用対効果の部分で甚だ疑問だというので、何というんですか、体に着ける冷却ベストみたいなものの措置を考えていると。冷却ベストを着けて子供たちの安全、安心な給食を作ってくださる方々の安全が心配だ、安心が心配だと、そういったような状況があります。
 本当にひとえに現場を見ていただいて、そして適切な財政措置、適切な政策を打っていかなければいけないですし、学校は分散登校ですけれども、学童はもう早速フルタイムで開けることになっています。これは、休校と言われたときにもあった同じジレンマを抱えています。学校には行かないのに学童は密である、このジレンマ。この三か月の間どういう議論をし、どういうエビデンスを得て、なぜ休校なのか、なぜ学童はいいのか、そういったところについて議論をし、答えを出してこなかった、そのジレンマにまた学校再開の後に遭っているというような状況があります。
 学童の参酌基準の問題もあります。学童の指導員の方々の待遇改善の問題もあります。
 そして、子供たち、オンライン教育というのの推進と言われていますけれども、このオンライン教育、向き不向き、そういった子供たちの特性もあります。そして、何よりこのオンライン教育の教材。教科書にはもちろん検定というのがありますけれども、このオンライン教育の教材の検定というのはどうなっているのか。子供たちが本当に学ぶべき素材になっているのか。
 そういったところ、本当に困難な状況ではありますけれども、子供たちのために、ひとえに子供たちの学びのために、そういったので知恵を絞っていかないといけない、そういったところを感じているところであります。

発言情報

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発言者: 伊藤孝恵

speaker_id: 17711

日付: 2020-05-27

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会