岩瀬昇の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(岩瀬昇君) これが一番私がお話ししたいと思っていたことなんですけれども、我が国のエネルギー政策いかにあるべきかと国際情勢を踏まえていろいろ考えているわけですが、石油というのは平常時にはコモディティーなんですね、お金さえあれば買える。今、先物市場が発達していることもあって、平常時にはコモディティーだと、だけれども一朝事があったときには戦略物資になる、そういう物資なんだということを私はまず日本の国民の一人一人が肝に銘ずるぐらいのPRをすることが必要なのではないかと思います。
省略しました最後のページに、油断国断、志賀重昂というのを書いたんですけれども、これ今から百年ぐらい前にいた地理学者、志賀重昂という方が「知られざる国々」という本を書きまして、その中で、当時、百年前ですけれども、陸海空、車、自動車、船、飛行機、これ全て石油で動いている、我が日本にはない、なので油断国断、油が絶たれたら国が絶たれるんだと、そのことを国民一人一人に知らしめることが日本の、当時は燃料政策と言っていましたけれども、エネルギー政策の第一歩なんだと、これを彼は言っているわけですけれども。
今の日本のエネルギー政策を担当されているところで一生懸命やっていただいたことによって、我々はエネルギー供給について心配をしないと、心配をしないで済むような形につくっていただいているんですけれども、それは逆に言うと、一朝事があったときにパニックに陥るリスクを抱えているというふうに私は思っております。したがって、いざというときにパニックに陥らない体制をつくることが恐らく最大のエネルギー安全保障政策ではないかな。
それを考えて私は、まあ自分の意見はなるべく言わないようにしておりますので、解説をして皆さんのエネルギーリテラシーを高めていただきたいと思っておりますので余り言わないようにしているんですけれども、一点だけずっと言っているのは国家備蓄の増強、これであります。これは、海外の油田を日本に持ってくるんだと、そういうようなつもりでやればできる、日本でもできる政策だと思いますので、国家備蓄の増強というのを是非考えていくべきではないかなと思っております。