岩瀬昇の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(岩瀬昇君) 化石燃料は、恐らくここに御列席の皆々様方がお元気な間はずっとエネルギーの中核を占めると思います。
 それはなぜかというと、エネルギーというのは一次エネルギーで考えなきゃならないんですね。一番最初のところで、エネルギーイコール電気じゃないよと。これが僕は日本国民の一番最大の誤解だと思っているんですけれども、もちろん電気は大事なんだけれど、全部じゃないんだと。ということで、一次エネルギーの構成をどうするか。今の構成比率、ここに書いておきましたけど、僕はバランスが取れているだろうと思います。
 化石燃料にしましても、やはり輸送燃料として、輸送燃料というと、例えばEVというと、皆さん、電気自動車なので全部電気で走るんじゃないのと思うかもしれませんけれども、いわゆる乗用車はできる、だけれども、トラックやバス、これは今の技術では到底できないんですね。そんな大きなバッテリーを積んで走ることはできない。それから、飛行機は無理、船も無理。船は今、LNGで何か走らないかということで今やっていますけれど。ということで、輸送用燃料の乗用車以外の部分では、やはりまだ化石燃料というのは石油が必要だということは間違いない。
 それから、これも見落としがちなんですけれども、石化製品ですね。今、プラスチックごみの問題があるのでプラスチック云々ということを言われていますが、プラスチックごみはもちろん問題なので対応しなきゃいけないんだけれども、それ以外に石油化学製品というのはもう日常生活の中に山のように染み込んでいるんですね。世界全体の中でこれから経済が発展していくだろうと思われているいわゆる発展途上国においては、エアコンの普及による電気の需要というのも当然あるんだけれども、石化製品の需要というのも物すごい勢いで伸びると見られているんです。
 したがいまして、やはり世界全体を見回した場合には、エネルギーの中核に化石燃料がどんと座っているというのが恐らく冷酷な事実だと、これを認識した上で対応をしていくということが要求されるのではないかなと思います。

発言情報

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発言者: 岩瀬昇

speaker_id: 26096

日付: 2020-02-12

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会