岩瀬昇の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(岩瀬昇君) アメリカは、皆さん御存じのように、トランプ大統領がパリ協定からの離脱というのを宣言して、たしか期限が来てもう離脱したんですよね。なんですけれども、いわゆる地方政府、それから民間企業は、やはりクリーンエネルギーへの移行が大事だということで、彼らができる範囲でできるだけのことをしているんですね。
ついおとといかな、IEAがレポートを出していまして、簡単なやつなんですけれども、それによりますと、それからもうEIAも自ら出していましたけれども、アメリカのCO2の排出量は急激に今下がっているんです。それはなぜかというと、天然ガス価格が安いので、石炭火力がもうがたがたなんですよね。トランプ大統領は支援をすると言っているんだけれども、やはり経済合理性には勝てないということで、天然ガス火力への移行がどんどん進んでいるというのが実際起こっています。
それから、今朝流れていたニュースで気になったのは、東海岸、マサチューセッツ州の沖合で風力発電をやろうとしているところが、環境調査が終わらないということで許認可の判断をすること自体が後ろにずれているというふうに言われているんですけど、風力発電、太陽光発電共にアメリカ国内では経済原則に基づいてどんどん進んでいるのが実態です。ただ、国として手を挙げていないというところが難点。
CO2の排出量で見ると、中国とアメリカ、それとインド合わせるとほとんど半分、世界全体の半分を占めていますので、やはりアメリカが国として、民間あるいは地方政府のみならず、アメリカ政府としてパリ協定に向かって我々も一緒に努力するというふうに手を挙げてもらうことが恐らく大事なことだと思います。