岩瀬昇の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(岩瀬昇君) ロシアというのは我々と違うルールでゲームをしているんだということを認識すべきだというのが私が申し上げたかったことです。
それは、たしかお配りした資料の中には入れたと思うんですけれども、北樺太石油の交渉時に彼らがどういう交渉をしたかということですね、一つは。それからもう一つは、サハリン2という、これは三井物産が関与していたプロジェクトなんですけれども、サハリン2の権益を、こういう表現正しいかどうか、取り上げられちゃったと、簿価で取り上げられたということ、これはやはり彼らが我々と同じルールでゲームをしていないんだということを認識して掛からなきゃいけない、そういう教訓なんではないかなと思っています。
したがって、北方領土については、ロシアは大義では動かない、何か実利がない限り僕は動かないと思っていますので、何か実利があるようなことができるのかどうかということを研究すべきではないかなと思います。
それから、アメリカのそのCO2排出量の問題については、これも先ほど申し上げましたけれども、中国、アメリカ、インド、その三か国でほとんど半分、五〇%ぐらいを排出している排出大国でございますので、やはりアメリカにはパリ協定へのカムバックというのを働きかけるべきだろうと思います。実際問題として、地方政府なり民間企業が自分たちの判断で自分たちのできるところで排出量削減の努力を続けております。
例えば石油・ガス会社の場合には、CO2ではないんですけれど、CO2よりも気候温暖化に悪影響があるのはメタンだと言われているんですけど、メタンがその生産現場あるいはパイプラインからの漏えいでそれが地球温暖化に悪影響を与えているというのが、まあこれも科学的には立証されていることなんですけれど、それに対して石油会社はメタンを集めて、それでマネタイズができるわけですよね。もちろん、今ガス価格がもうどうしようもないような値段になっているのであれなんですけれども、でも、石油・ガス会社としては、地球温暖化問題へ自分たちが取り組むその一つのできることとして、メタンガスの漏えいを生産現場あるいは輸送現場から少なくしようという努力はしています。
でも、やっぱり連邦政府としてパリ協定に戻るという決断をしていただくことが恐らくアメリカ全体の動きをも後押しすることになると思いますので、それは僕は是非働きかけていただきたいなと思います。