小澤守の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(小澤守君) CO2が今おっしゃったようにCOP21の中で主たるターゲットになっていますが、結局は地球上の気温の上昇には、CO2だけじゃなしに、水蒸気とかいろいろなものが関与しているわけですね。赤外線の吸収から考えると、CO2だとかそういうのよりも、水蒸気が物すごくよく吸収すると。太陽から入ってくるエネルギーの波長と地球から出ていくときのエネルギーの波長というのは全然違うわけですね、光のエネルギーと。いわゆる放射冷却はかなり波長の長い光で出ていきますから、それの長い年月における、先ほど荒戸先生がおっしゃったように、バランスの中で微妙にじわじわじわと動いているのが地球の温度であって、我々が平均と呼んでいるのは、何が平均なのかというのは非常に難しい問題があると思います。
だから、一方で人間が生活するために産業構造そのものも維持しないといけないし、片一方で余りCO2を出さないというのには、それはそれにこしたことはないんですが、どうやってそれを減らしていくかというのは非常に難しいと思います。
先ほど、石炭火力を海外にも輸出しようとしているというお話がありましたが、日本だけで減らさなくても、海外の例えば発展途上国の石炭火力の装置を最新鋭のものにすることによって全体としては減ることになるわけで、CO2は、日本だけが減らす、あるいはヨーロッパ諸国だけが減らすという問題じゃなしに、地球全体でバランスを取りながら減らすというのが一番最適な話で、その中で日本の立ち位置はどうあるべきかということを議論するべきなんじゃないかなというふうに思っています。よろしいでしょうか。