茂木敏充の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○国務大臣(茂木敏充君) ODAの目的と、冒頭からまさにこのODA特委の本質に関わる御質問をいただいているところでありますが、時計の針、半年ほど戻しますと、昨年の秋、日本でワールドカップラグビーが開催をされ、大変な盛り上がりを見せて、ワンチームと、こういった言葉が流行語大賞にも選ばれました。
松川委員も御存じだと思いますが、ラグビーにワン・フォー・オール、オール・フォー・ワンと、こういう有名な言葉があります。この言葉、一人はみんなのために、みんなは一人のためにというよりも、一人はみんなのために、みんなは一つの目的のためにと、これが正しい意味なんだと、このように思っておりますが、我が国は、主要な外交ツールであります国際協力、これ、我が国の平和と安定の確保の上で必要でありますが、この国際協力の共通の目的である国際社会の平和と繁栄に貢献をするものであり、それがひいては我が国の平和と安定の確保、そして、更なる繁栄の実現といった国益にもつながるものだと、このように考えているわけであります。
我が国のODAを通じた質の高いインフラの整備、教育、保健医療、人材育成を始めとします開発協力は、一九六〇年代以降の東南アジアへの開発協力、それ、この典型例だと思いますが、相手国との関係強化や、我が国が国際社会において主導的な役割を果たす上で重要な政策ツールでありまして、開発途上国を含みます国際社会からも高く評価されていると考えております。
現在、日本を取り巻きます安全保障環境、一層厳しさを増して、新型コロナ等感染症対策、気候変動、自然災害への対応を始め、ODAを通じて解決すべき地球規模の課題、更に拡大をし、そしてまた複雑化をしていると考えております。我が国としては、自由で開かれたインド太平洋の実現、質の高いインフラ整備、SDGsの達成など、我が国の外交を推進していくために戦略的、効果的なODAの実施に努めていきたい、このように考えております。
まずは、国際社会が持っている共通の課題、それにしっかりとODAを含む我が国の外交で対応していく、ひいてはそれが日本の国益にもつながり、そして、国益につながることによって国民の皆さんの御理解、御支援も更に強いものになっていくと、こういう思いで取り組んでいきたいと思っております。