こやり隆史の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○こやり隆史君 自民党のこやり隆史でございます。
 岩井団長の御指導の下、私も団の一員としてインドネシア及びフィリピンに訪問をさせていただきました。
 先ほど来の御報告の共通的な要素の一つであったのが、中国の台頭、そして日本のその支援における相対的地位の低下が一つあったと思います。そして、我々が訪問した二か国については、それに加えて、両国が途上国から中進国に仲間入りするその手前であるという、支援の転換期を迎えているということであったかというふうに思います。
 御承知のとおり、インドネシアは人口が二億人、フィリピンは人口が一億人、インドネシアはG20のASEANの唯一のメンバーでもあります。そして、両国は島嶼国であり、海洋安全保障上極めて重要、したがいまして、日本の開かれたインド太平洋地域の戦略を進めていく上で極めて大事な二国であるというふうに認識をしています。
 我々、二か国訪問させていただきましたけれども、国に着くと、もう九十何%日本車であふれておりました。日本よりも日本車の割合が多いんではないかと思うほど、この両国は親日国であるなということを実感をさせていただきました。こうした感情は、まさに日本のODA実績一位あるいは四位の両国、このODAの果たしてきた役割というのは極めて大きいというふうに思います。
 そして、各班から御指摘ありました、やはりその経済面においても中国資本の進出というのが加速度的に進んでおり、そして支援の面でも、まさにインフラ、特にインフラ整備における中国支援の相対的地位の上昇、これが実感するというような訪問でございました。
 そうした状況の中で、今まさに日本、STEP条件国から外れていく、これからインフラ整備を支援する上でも、とてもこの日本にとって厳しい状況がこれから目に見える形で進んでいくという状況にあると思います。せっかくここまで日本が築いてきた両国との関係、これをこのまま放置していくと、必ず中国を始めとする地域に取って代わられるということは目に見えておりますので、このまま放置をしていくということは絶対にあってはならないというふうに思います。
 そうした中で、前回の所信の質疑にもございました。私は、二つ早急にやっぱり検討していかないといけないというふうに思っています。
 一つは、支援の国際ルールをやっぱりしっかり作っていくということかと思います。OECDルールに縛られる先進国と、そうしたルールに縛られない中国における爆発的な支援の増加、こうしたことについて、やっぱりルールをしっかりと早急に整備をしていくというのが一つ。そしてまた、もう一つは、やっぱり支援の中身をハード中心からソフト中心に変えていく。いろんな知恵とか工夫が必要になってきますけれども、やっぱりその過渡期に応じた形でこの支援の在り方、中身もですね、今までも取り組んできていただきましたけれども、これからますます素早く対応していく必要があるかというふうに思います。
 そうした中で、まさに政府側として、あるいは実施機関としてのJICAさんとしてどういう、この二点についてどういうお考えがあるか、お聞かせいただきたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: こやり隆史

speaker_id: 15783

日付: 2020-06-01

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会