橋本聖子の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○橋本聖子君 ただいま、院議をもちまして栄えある在職二十五年の永年在職表彰を、敬愛する衛藤晟一先生、林芳正先生と共に賜りますことを大変光栄に存じ、心から御礼を申し上げます。
 また、関口昌一先生より御丁重な御祝辞をいただき、誠にありがとうございました。
 私は、北海道勇払郡安平町早来の牧場で生まれ育ちました。祖父母は開拓者であり、父方は宮城県三本木町から、母方は奈良県十津川村から入植いたしました。
 明治時代に入植した人々は、百年後、二百年後に子孫がこの土地で繁栄することを目指して開拓しようと語り合ってきたといいます。父や母は、そして祖父は、曽祖父らが大自然と格闘しながらも、その恵みに感謝しながら生き抜くその背中を見ながら育ちました。
 私の大叔父である松実喜代太は、明治三十六年から第三代新十津川村長を務め、その後、大正九年から北海道選出の衆議院議員を務めました。
 また、私の二番目の姉の夫も衆議院議員でありました。義理の兄である高橋辰夫の選挙を手伝うなど、その政治活動を間近に見てきましたが、兄は私に、自分が引退したら後を継いでくれと言っておりました。
 そして、私は、自分自身三十歳のときに、自由民主党の当時の幹事長であります森喜朗先生から参議院議員に出馬をしないかというお話をいただきました。ちょうど自転車競技でオリンピック・アトランタ大会の出場に向けた大切な時期でありましたから、迷いもありました。しかし、人の役に立てるのであれば挑戦すべきだと思い、決断をいたしました。
 私が初当選を果たしましたのは、平成七年七月の参議院通常選挙の全国比例であります。
 当時、国際社会においては、アスリートが政治家になることは決して珍しいことではありませんでした。でも、我が国ではまだスポーツ後進国と言うべき状態であり、国会議員のオリンピックへの出場は誰も挑戦したことのない試みでありました。日中は議員活動、早朝、深夜にトレーニングを行うなど、試行錯誤の連続でありました。
 それを支えていただいたのは、スポーツ議員連盟の先生方であり、そして多くの仲間の先生たちでありました。そういった皆様が中心となって私のアスリートとしての活動を応援してくださり、議員活動との両立を成し遂げることができました。最終的には、衆参両院議長主催で超党派による壮行会を開催していただくことになったことは大変大きな励みになり、多くの先生方が私に寄り添い背中を押してくださったことが、本当にうれしく、有り難く、深く感謝をしております。
 信念を貫いていく中で、様々な御意見を全身全霊で受け止め、自分自身を省みる機会とすることができ、有り難い試練だと思えるようになりました。
 国会議員としてアトランタ大会に出場できたことで、オリンピックの環境や現場の要望を現役アスリートの立場で理解することができました。この経験は、議員活動はもとより、スポーツの振興や人材育成に取り組む上で大変大きな財産になりました。
 また、自分自身も、幼少期から慢性腎炎や呼吸筋不全症、あるいはB型肝炎などの疾患を抱えながらも、アスリートとしての経験から学び、運動や食生活の改善を通じて病気やけが等予防をすること、さらに地域医療や健康まちづくり、統合医療を推進してまいりましたが、私自身、スポーツ文化をキーワードに、健康寿命を延伸させ、余暇を充実させ、誰もが心豊かに生きることができる環境づくりが私のライフワークとなりました。
 そして、もう一つ忘れられないのは、平成十二年に私が出産をした際、参議院議員の出産は初めてであったことから、当時の議院規則の本会議欠席の事由には出産はありませんでした。このときに多くの先生方がお力添えを下さいまして、議院規則の改正に至りました。
 昨年七月の参議院選挙では五期目の当選を果たすことができ、九月に国務大臣を拝命をいたしました。東京オリンピック・パラリンピック担当大臣、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)、女性活躍担当大臣として職務に励む毎日ですが、振り返ると、運命に導かれてこの場に立たさせていただいているように思い、感慨深いものがあります。
 いよいよオリンピック・パラリンピック東京大会の開催まで百六十日余りとなりました。日本文化を発信し、世界に誇れる大会として成功させるとともに、将来に受け継がれるレガシーを創出するため、施策の推進を加速させてまいります。
 また、女性活躍の推進と男女共同参画社会の実現は、人口が急速に減少しつつある我が国において、社会経済の多様性と活力を高める観点から、極めて重要だと考えております。微力ではございますが、全力を尽くし職務を全うする所存でございます。
 結びに、私を産み育ててくれた父と母、兄弟姉妹と親族、私の政治活動を共に歩んでくれた支援団体の皆さん、後援会同志の皆様、常に活動をサポートしてくれた秘書の皆さん、そして、一番身近で支えてくれた私の大切な家族、夫と六人の子供たちに最大限の感謝をささげまして、私の在職二十五年の御礼の御挨拶とさせていただきます。
 本日は誠にありがとうございました。(拍手)
     ─────・─────

発言情報

speech_id: 120115254X00520200214_010

発言者: 橋本聖子

speaker_id: 27289

日付: 2020-02-14

院: 参議院

会議名: 本会議