高瀬弘美の発言 (本会議)

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○高瀬弘美君 公明党の高瀬弘美です。
 私は、自民、公明を代表し、ただいま議題となりました令和二年度第二次補正予算三案に対し、賛成の立場から討論を行います。
 まず、新型コロナウイルス感染症の犠牲となられた方々に心からお悔やみ申し上げますとともに、闘病生活を送っていらっしゃる方々に対しお見舞いを申し上げます。
 また、感染症の最前線で御尽力いただいている医療関係者を始め全てのエッセンシャルワーカーの皆様に心より感謝を申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症による百年に一度の国難ともいうべき厳しい経済状況を打開し、国民生活を取り戻すためには、本補正予算に盛り込まれた各種施策の実施が急務です。以下、補正予算に賛成する主な理由を申し述べます。
 第一は、雇用と労働者を守るための施策を講じている点です。
 本補正予算では、雇用調整助成金の日額上限を一万五千円まで大幅に引き上げ、四月一日まで遡及するとともに、労働者が賃金の最大八割を直接受給できるようにすることとしています。こうした複数のセーフティーネットを構築することで、雇用と労働者の生活の安定を確保しようとする政府の姿勢を高く評価いたします。
 第二は、資金繰り対策を大幅に強化している点です。
 中小・小規模事業者向けの融資として八兆八千二百億円、中堅・大企業向けの融資として四千五百億円を計上しているほか、劣後ローンなどの資本性資金の活用に二兆三千七百億円を計上しています。これらの圧倒的な資金の投入は、我が国企業の資金繰りを全面的に支えるという政府の決意を明確にしたものです。
 第三は、家賃負担の軽減等の支援策を講じている点です。
 本補正予算では、家賃支援給付金として二兆二百億円を計上し、最大六百万円まで家賃負担の軽減を図ることとしています。加えて、地域の実情に応じた家賃支援にも活用できる地方創生臨時交付金を現在の三倍の規模となる三兆円まで積み増し、地方独自の対応策を国が一層後押しすることになります。さらに、持続化給付金は、フリーランスの方や今年創業した事業者などにも支援対象を拡大、積み増ししており、事業の継続を力強く後押ししていくこととしています。
 第四は、医療や介護の提供体制の強化が図られている点です。
 本補正予算では、医療用マスク等を国が買い上げ、必要な医療機関等に配布するほか、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を二兆二千四百億円積み増すこととしています。本交付金は、患者と接する医療従事者や介護施設等の職員に最大二十万円の慰労金を支給する財源にも充てられます。
 また、将来、私たちがアフターコロナの世界で安心して生活するために、ワクチン及び治療薬の開発等に二千百億円を投じ、日常を一日も早く取り戻すための取組を進めることとしていることも評価いたします。
 さらに、低所得の一人親世帯への臨時特別給付金、個人向け緊急小口資金等の特例貸付けの積み増しに加えて、大学生、高校生を含め学業を断念しないための支援の充実、活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係者、個人及び団体に対する給付金の創設、スポーツ活動への支援など必要な経費が計上されていることも申し添えます。
 最後に、国民の皆様の御協力によりまして、我が国全体として新規感染者数は落ち着きを見せておりますが、増加の兆しのある地域も散見されます。本補正予算では、新型コロナウイルス感染症対策予備費に十兆円の積み増しを行い、情勢の急変にも対処できるようにするための措置を講じています。政府には、時機を逸することなく迅速に対応していくことを求めます。また、第一次補正予算成立後、既に行われている各種施策については手続の煩雑さやスピードが遅いことをこれまでも指摘しておりますが、政府には迅速、簡潔かつ透明性のある制度を引き続き強く求めます。
 以上、本補正予算に賛成する主な理由を申し述べました。
 コロナ禍の中、様々な困難に立ち向かう方々をしっかりと支えるため、今私たちがなすべきは、本補正予算を成立させ、一刻も早く実施することであると申し上げ、私の賛成討論といたします。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 高瀬弘美

speaker_id: 22618

日付: 2020-06-12

院: 参議院

会議名: 本会議