中川正春の発言 (憲法審査会)
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○中川委員 立憲民主党の中川正春です。
私も、これからの憲法審査会の進め方について意見を述べたいというふうに思います。
まず、懸案の国民投票法の修正案、これをどうするかという問題があります。
与党案は既に提出されて、議論の俎上にのっていたんですけれども、私たちはこれを、七項目では不十分だと申し上げてきました。いわゆるコマーシャル規制、あるいはまた、その他必要なものを成文化したものをこれに加えて修正案とすべきだということであります。
もとの国民投票法自体が議論されたときに、私たちの理解は、コマーシャル規制については民放連が自主規制をまとめた上で運用していくという前提でありました。しかし、ここに来て、先般の民放連に対する聞き取りからわかったことは、有効で本格的な自主規制というものは民放連にやっていく意思はないということであります。
したがって、改めて国民投票法の中にコマーシャル規制やその他必要な論点を立法化することを加えて議論をしていく必要があるという、これが第一点であります。
次に、憲法論議そのものについてでありますが、この審査会の目的というのは、以前の中山会長のもとでやっていた議論とは違って、憲法を論じること、そこで与野党の論議をまとめて、議案として提出をしていく手続というところまでを前提にした審議会だということであります。
そうした意味で、現在の私たちの立ち位置をはっきりさせなければならないというふうに思うんです。現状では、入り口にも入っていないというか、そういうところであります。
原点に戻っていくと、憲法を論じることが私たちの審議会でどこまでできているのかという問題、あるいは、憲法の何を論じるのか、また、なぜ論じることが必要なのか、その結果、改正が必要だとすればどの項目から論じていけばいいかなど、問題提議があって、私たちの中にそれに対する共通した認識、どこを修正をしていく必要があるかという、それをこの審議会のコンセンサスでつくっていかなければ、到底次のステップには行けないということだと思うんです。
私は、まずこの入り口の論議を整理をして、各党の合意をつくらなければ、こうした形で議論を進めていても次のステップには行けないということ、ここが共通した問題として認識されなければならないというふうに思います。
もう一回言えば、憲法の何を論じるのか、何をテーマにまず取り上げていったらいいのかというコンセンサスづくりですよね。それから、論じた結果、改正が必要であるとすればどの項目から論じていけばいいのか、そんなところの、まず入り口の論議そのものができていないということを自覚をしなければいけないというふうに思うんです。
一方で、なぜそうした建設的な議論から入っていけないかといえば、与野党の信頼関係が崩れている、この憲法に関しては。ということだと思うんです。
以前の安倍総理や、あるいはこれは自民党の一部のリーダーの皆さんですけれども、自民党案なるものを、これは自民党案で、案をつくるのは結構です。しかし、それを一方的に、さっき言ったような、何から話をしたらいいかということのコンセンサスもないままに、ここに一方的に押しつけてきて、それで、多数決でいこうというような風潮の中で議論がされているのではないかというような疑いが得られるということですよね。そんなことがあって信頼関係が崩されている限り、前には進まないということであります。
しかし、さきに述べた地ならしの議論が必要であるので、それなしにこの憲法議論そのものをこのまま自民党から出してきたら、それは分断と破綻という結果になるということを、改めて警鐘を鳴らしておきたいというふうに思います。
以上でありますが、これから先、時代がこれだけ変わってきて、我々も、憲法を論議していかないということじゃなくて、やはり、この項目については真剣に議論していかなきゃいけないというものも持っているので、そこのところを突き合わせるという作業をぜひやっていこうじゃありませんか。そのことを申し上げたいと思います。