萩生田光一の発言 (文部科学委員会)

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○萩生田国務大臣 子供たちを守り育てる立場にある教師が児童生徒等に対してわいせつ行為を行うようなことは、断じてあってはならないと思っております。特に、義務教育の公立学校では、児童生徒や保護者が教師を自由に選ぶことはできず、国として子供たちを守るための仕組みを講ずる必要があると考えています。
 このため、文部科学省としては、教育職員免許法の改正を念頭に、医師、精神保健福祉士などの専門家の方々からも御意見を拝聴しつつ検討し、現在、内閣法制局との相談を重ねているところです。
 浮島先生におかれましては、この間、長い間この問題を正しく指摘をしていただいて、何としても子供たちを守るという決意を共有していただいていることに感謝申し上げたいと思います。
 その立場からすると、一体いつまでこの時間がかかるんだといういら立ちを感じていらっしゃることも、私も理解できます。
 現在、児童生徒等に対してわいせつ行為を行う、繰り返す者が二度と教壇に立つことができないようにしたいという思いは私も全く同じでございまして、法制的には、懲役刑の場合でも刑法の規定により刑の執行後十年で刑が消滅するとの均衡が求められているなどの課題がありまして、こういったことを、現在、法制局との調整を続けているというのが、実は時間がかかっている正直なところでございます。
 極論を申し上げれば、殺人犯であってもその刑が消えるという日本の法システムの中で、わいせつ教員だけが二度と教壇に立てない仕組みがどうやったらつくれるかということで頭を痛めているというのが正直なところでございまして、しかしながら、先ほど、冒頭申し上げたように、特に公立の学校の場合は全く選べないわけですから。ですから、そういう意味では、何か違うアプローチが必要だということで担当局も努力をしていることはぜひ御理解いただきたいと思います。
 また、この問題は世間一般にも非常に注目度が高く、メディアの皆さんもいろんな意味で報道していただくのはありがたいんですけれども、あの八月末の三年を五年にというのは、私も記者会見ではっきり申し上げていますけれども、私自身も報道を見てびっくりして、これは何だ、こういうやりとりがございました。
 文科省として、小手先で何かけりをつけようなんということは全く考えていませんで、幾つもいろんなことを総合的に検討していたうちの一つが、この三年、五年を使うことによって、ほかのものとの組合せで更に強化ができるということを省内で検討しているものが、どういうわけかメディアの皆さんにその部分だけが漏れて、そういう報道になったことでかえって国民の皆さんに誤解を与えたんだと思いますので、これらの情報管理について、省としてもしっかり対応していきたいと思っております。私自身、三年を五年にして済ませる問題ではありません。
 それから、四十年の履歴が見られるというのは、ある意味ではスタートとしては有効性もあると私は理解をしています。確かに、その中に処分歴が明確に、懲戒処分で、しかし、なおかつわいせつ行為をしたかしないかということはその履歴を見る限りではわからないんですけれども、これができ上がったことによりまして、全国の、言うならば任命権者の皆さんが、お互いに意識を高めていただきましたので、今までは、何となく、照会があったとしても教育委員会同士で言いづらかったことが、このわいせつに関してはちゃんとやはり伝えていこうということになりつつありますので、そういう効果は今後また期待をしたいと思います。
 それから、今、文部科学省としては、教職員を目指す皆さんの履歴書については、これは市販に売っている履歴書でもいいし、ひな形が特別決まっていないんですけれども、私が現場に指示していますのは、懲戒処分歴があるかないか、そしてわいせつ行為で指導を受けたことがあるかないか、こういったことを賞罰の別に書き込むようなフォーマットをつくって、教職員や子供たちと接する職員を目指す以上はその履歴書できちんと申請をしてもらうようなことも含めて、総合的にやはり囲い込んでいかなきゃならないと思います。
 法案提出の決意はいささかもぶれておりませんし、変わらないんですけれども、御指摘のように、内閣法制局との調整を整えなくてはならないという課題がございますので、閣法を出す以上は、その辺の法の整理をしっかりして、そして、将来に後悔をしない、そういう法律を皆さんに御審議いただくように、引き続き全力で努力をさせていただくことを改めてお約束したいと思います。

発言情報

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発言者: 萩生田光一

speaker_id: 2656

日付: 2020-11-13

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会