中根一幸の発言 (本会議)
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○中根一幸君 自由民主党・無所属の会の中根一幸です。
私は、自由民主党及び公明党を代表し、ただいま議題となりました包括的な経済上の連携に関する日本国とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国との間の協定について質問させていただきます。(拍手)
英国のEU離脱に伴う移行期間が本年末に終了すると見込まれている中、日・EU・EPAにかわる新たな貿易・投資の枠組みを構築することは急務であります。本年六月上旬の交渉開始からわずか四カ月という異例の速さで本協定を署名するに至ったことは、画期的なことであります。
同時に、これは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、国際貿易・投資が低迷し、内向きに走る国も見られる中、我が国と英国が協力して、自由で公正な経済圏を守り、広げていく役割を主導していくという強固な決意を世界に示すものでもあります。
本協定が有するこのような重要性に鑑み、私は、今国会において早急に承認すべきものと考えます。
そこで、初めに、本協定の有する我が国の外交戦略上の意義についてお尋ねします。
茂木外務大臣は、これまでTPPや日米貿易協定の交渉に携わってこられましたが、自由貿易を標榜する日本にとって、本協定はいかなる意義を有するでしょうか。また、英国のEU離脱に伴う移行期間が本年末に終了する見込みであると承知していますが、その場合、仮に本協定を年内に締結することができなくなると、どのような影響が生じると考えられるのでしょうか。外務大臣の見解をお伺いします。
続いて、本協定にも密接に関連する、英国とEUとの間での交渉についてお尋ねします。
英国を含む欧州諸国でビジネスを展開する日系企業にとっては、本協定の発効に加えて、英国とEUとの間でも安定した通商を行うことのできる環境が重要です。
英国とEUとの間で行われている交渉の見通しについて、外務大臣にお伺いします。
特に、農林水産品の市場アクセスについては、我が国の農林水産業が今後とも国の基盤として発展し、将来にわたってその重要な役割を果たしていくことが可能となるようであることが必要です。
この点に関連し、本協定における農林水産品の市場アクセスに関する約束が我が国の農林水産業に与える影響について、また、本協定も踏まえて我が国の農林水産品の輸出促進にどのように取り組んでいくのか、農林水産大臣の答弁を求めます。
新型コロナウイルス感染症は、デジタル化の推進の必要性を浮き彫りにしました。今後、日本のデジタル化を推進していく上でも、本協定において先進的なルールが定められていることは重要であると考えます。
今後、本協定も踏まえ、WTOを始めとする国際社会におけるデジタル分野での議論にどのように取り組んでいくのか、外務大臣にお伺いします。
最後に、本協定が締結されれば、経済分野で英国との間に強固な基盤が築かれると思いますが、EUを離脱し、グローバル・ブリテンを標榜する英国との間で、経済分野に限らず、今後どのような日英関係を築いていくお考えか、外務大臣にお伺いします。
英国政府はTPP11への加入の意向を累次にわたり表明していると承知していますが、政府におかれては、英国とも連携し、また、TPP11や日・EU・EPAを始めとする既存のEPAを着実に実施すること、さらには、WTO改革にもしっかりと取り組んでいくこと等を通じ、我が国が世界の自由貿易体制の維持強化に主導的な役割を果たすことを要望申し上げ、私の質問といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
〔国務大臣茂木敏充君登壇〕