浦野靖人の発言 (本会議)

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○浦野靖人君 日本維新の会・無所属の会の浦野靖人です。
 私は、会派を代表して、議題となりました包括的な経済上の連携に関する日本国とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国との間の協定の締結について承認を求めるの件について質問をいたします。(拍手)
 まず、日米の通商分野における課題に触れます。
 国際協調を重視するバイデン次期大統領は、トランプ政権による離脱を経てアメリカ抜きで発効したTPPへの復帰について再交渉すると表明されました。TPPを主導した日本にとって、歓迎すべきことです。
 一方、昨年妥結した日米貿易協定の交渉第一段階で、日本は、自動車関税の撤廃などを手にできず、押し切られました。
 茂木大臣に伺います。アメリカのTPP復帰に向け、政府は具体的にどのように取り組んでいく考えですか。これと並行し、次のステージを迎える二国間協定交渉をいかに進めていく方針ですか。
 日本維新の会は、結党以来、自由主義経済圏の拡大を支持し、TPPや、日本とEUのEPA等に一貫して賛成してまいりました。我が国の経済成長への原動力になる上、域内の安全保障体制の強化に資すると考えるからです。
 日英の新協定は、六月に始まった政府間交渉が三カ月でスピード決着しました。内容も、日・EU間のEPAがほぼ踏襲されるなど、評価に値すると考えます。
 懸念されるのは、年内を期限とする英国、EU間のFTA交渉が難航していることです。
 英国に進出する日本企業の多くは、欧州の重要拠点として、日・英・EU間で密接なサプライチェーンを構築しています。交渉決裂で英・EU間の関税が復活すれば、日英協定によるメリットも大きく損ないます。
 梶山経済産業大臣に伺います。英・EU間の交渉が年内に妥結しなければ、在欧日本企業にどのような影響を与えると見ていますか。政府として、その事態を想定した対策を検討していますか。また、日本が率先し、英国とEUが歩み寄るよう双方に強く働きかけるべきだと考えますが、政府はどう対応しているのでしょうか。
 日本の真価が更に問われるのは、日英の新協定の先です。英国はTPPへの参加を目指し、我が国が協力する方針です。欧州の英国を迎えれば、TPPは環太平洋地域にとどまらない巨大自由貿易圏に発展します。世界に広がる保護主義の防波堤を固める上でも、意義は大きいと考えます。
 茂木大臣に伺います。英国のTPP参加をいつまでに実現させたいお考えですか。他のTPP締結国のスタンスをどう認識していますか。
 日英の連携を、外交、安全保障を含むあらゆる領域で一層強化していくことも重要です。香港や新疆ウイグル自治区で人権を弾圧し、南シナ海、東シナ海で海洋覇権を企図する中国に対処するためにも、両国の結束は不可欠です。
 英国は、二〇一五年の国家安全保障戦略で、戦後初めて日英間を同盟と記し、アジアの最重要パートナーに位置づけました。安全保障や対中政策において、英国といかに連携の深化を図っていく考えですか。茂木大臣の見解を求めます。
 近く、日本、中国、韓国、ASEANなど十六カ国による自由貿易圏構想、RCEPが、当初参加方針だったインドが離脱したまま十五カ国で妥結する見通しです。このままでは、域内での中国の影響力が突出する懸念が拭えません。日本は、自由で開かれたインド太平洋構想を推進しています。
 茂木大臣に伺います。インドの加盟を求めていた日本が、インド抜きの妥結を甘受するに至った理由は何ですか。インドの加盟に日本が果たすべき役割は大きいと考えますが、政府は、どのようにインドに加盟を促し、完全な形のRCEP実現への環境を整えていく考えですか。
 以上、日本維新の会は、責任政党として、国家及び国民の利益に資する外交、通商政策の実現に努めていくことをお誓いし、質問を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)
    〔国務大臣茂木敏充君登壇〕

発言情報

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発言者: 浦野靖人

speaker_id: 16246

日付: 2020-11-12

院: 衆議院

会議名: 本会議