塩谷立の発言 (本会議)
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○塩谷立君 このたび、院議をもって永年在職議員表彰を賜り、身に余る光栄であり、感激にたえません。
ふるさと静岡県、浜松市の皆様、活動をともにしていただいた後援会の皆さん、そして、先輩、同僚議員の皆様、さらに、常に労苦をともにしてきた家族や事務所スタッフの支えにより、本日ここに立たせていただきました。これまで応援いただいた全ての皆さん方に心より感謝申し上げます。本当に長い間ありがとうございます。(拍手)
私は、父が現職で他界した後を継ぎ、平成二年に初当選しました。当時は、天安門事件、ベルリンの壁の崩壊、湾岸戦争と世界は激動し、国内では政治改革の嵐が吹き始め、大きな時代の転換期を迎える中、選挙でもその時代背景を映し、多くの新人議員が誕生いたしました。
その後、三期目を目指した平成八年の選挙は初めての小選挙区比例代表並立制で実施されましたが、私はみずからの未熟さと慢心により新しい選挙区を攻略できず、苦杯をなめる結果となりました。
現職が市長に転じ、補欠選挙で短期間復帰したものの、次の総選挙で再び落選の憂き目に遭うことになりました。
三年を二回、計六年間の浪人生活は、人々が静かに去り、つらい日々が続き、心が折れそうになるときも多々ありました。しかし、見放すことなく力強く支えてくれた同志と、私も最後まで諦めず歩き続けました。
苦難を乗り越えて、平成十五年に返り咲きを果たし、以後今日まで合計九回の当選を重ねることができました。改めて、苦しいときを支えていただいた同志の皆様に感謝申し上げます。(拍手)
その間、国土交通委員長、内閣官房副長官、文部科学大臣、党総務会長、選挙対策委員長など多くの重責をいただき、全力で働いてまいりました。
私が政治家として取り組む課題の一つが教育です。
義務教育費国庫負担制度の堅持、教育基本法の改正とそれに伴う教育三法の改正など、一連の教育改革に取り組んでまいりました。
文部科学大臣の際には、リーマン・ショックが襲い、経済政策を最優先する状況下において、学校耐震、そしてICT教育の環境整備を推進するスクール・ニューディール構想を打ち出し、一人一台パソコンの整備もこのときから始まりました。
しかし、昨年までの実績は五人に一台にとどまっていたため、新たにGIGAスクール構想が策定されました。そこに、新型コロナウイルスの影響でオンライン教育の必要性が一気に高まり、今年度中に整備されることになりました。十年来の課題がコロナ禍という未曽有の困難により急速に進み、日本の教育も大きく変わります。
教育は国家百年の計との信念で、教育政策と向き合ってきましたが、これまでの教育改革の方向性は間違っていなかったと確信するとともに、今こそポストコロナの新しい時代にふさわしい教育政策を構築する重大なときと使命感を持って、引き続き尽力してまいる決意でございます。
さまざまな役職を経験させていただく中、現在は、科学技術政策やAI戦略、また農業政策にも積極的に取り組んでいます。
そして、コロナ以前と以後で、社会、国民の生活、経済構造が大きく変わる中、新たな成長戦略、地方創生のキーはイノベーションと農業政策だと確信しています。変容する世界を見据え、このコロナ禍を乗り越え、未来社会への道筋を示すことが、政治の最大の責務であります。
このような時期に二十五周年を迎えるに当たり、より一層の決意を胸に刻み、国家国民のために今後とも努力してまいる所存でございます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)