今井絵理子の発言 (本会議)
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○今井絵理子君 自由民主党の今井絵理子です。
私は、自由民主党・国民の声を代表して、ただいま議題となりました令和元年度決算について質問いたします。
平成という時代を通じて、参議院は決算の院として決算審議を充実させてきました。今でこそ年内に決算提出、委員会付託が行われますが、以前は年明けに提出され、付託まで半年以上掛かることもありました。
大きな節目は、平成八年の参議院制度改革に係る答申、そして十五年の報告により、決算の早期提出と早期審査が実現したことです。決算審議が次年度の予算編成に反映されることで、その価値はとても大きなものとなりました。
本日より、菅総理として初めての決算審議が始まりました。これまでの参議院での決算審議に対する改革の成果についての認識と、これから本格化する令和元年度決算に関する審議にどのような姿勢で臨まれるのかを総理にお伺いいたします。
内閣から独立した会計検査院による決算審査、国会による決算審議のみならず、行政機関もまた効率的な行財政の実現に向けた取組を行っています。行政が自らの政策や事業を評価し、無駄はないのか、政策の在り方として正しいのかと常に見詰め直し、必要に応じて予算編成を行うというプロセスはとても重要だと考えます。
そこで、予算執行調査や行政事業レビューによる指摘を予算編成に反映させていくことの意義や、これまでの反映実績について財務大臣にお伺いいたします。
昨年生まれた子供は八十六万五千人です。統計を取り始めて以降、最も少ない数です。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今年一月から七月の妊娠届は約五十一万件と、昨年の同じ時期に比べて五%減少しています。
安倍内閣は、希望出生率一・八の実現に向けて少子化対策を強力に進め、本年五月には新たな少子化社会対策大綱を閣議決定しました。しかし、決算検査では保育士等の処遇改善や待機児童の解消に関する報告がありました。事業がきちんと狙いどおりの効果を出せるよう、万全を期していただくことはもちろん、さらに、結婚したい、子供を産み育てたいと強く望んでいる全ての人の声に耳を傾け、寄り添える政府であるべきだと思いますが、総理のお考えをお聞かせください。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの方々が厳しい環境に置かれています。特に、一億総活躍社会の実現に欠かすことのできない若者、女性、障害者が今とても苦しい状況にあります。
本年八月の完全失業率は、前月より〇・一ポイント悪化して三・〇%となりました。二十五歳から三十四歳に限定してみると四・三%、この年齢区分における女性は四・七%と、若者、女性の雇用に大きな影響があることが分かります。
企業などを解雇された障害者は今年九月までの半年間で約千二百人と、昨年の同じ時期と比べて四〇%の増加がありました。特に知的障害者の解雇が増えています。
DVや性暴力に関する相談件数も大幅に増加。若者、中でも女性や子供の自殺が急増している状況は看過できません。
政府では、生活不安に対する緊急措置や性犯罪・性暴力対策の強化の方針の決定など様々な策を講じていますが、現状をしっかりと認識し、雇用や生活、人権を守るために一層強力な対策を講じる必要があると考えますが、総理のお考えをお聞かせください。
近年、毎年のように自然災害が頻発しています。昨年も、令和元年房総半島台風を始め多くの災害が日本を襲いました。改めて犠牲になられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
豊かな自然の恩恵を受けるとともに、その脅威にもさらされる私たちは、防災・減災、国土強靱化を着実に進めていかなければなりません。
残念なことに、決算検査報告では、災害拠点病院の自家発電装置が浸水のおそれのある場所に設置されていた事例に対し、処置要求の指摘がありました。
また、防災担当の政務官として被災地を訪れた際には多くの課題と直面しました。自力で給水を受けることが困難な要配慮者に対するプッシュ型の配給。避難所におけるバリアフリー化やプライバシーの確保など、障害者や女性により一層の配慮。聴覚障害や発達障害のある方などに対し、字幕や手話、分かりやすい言葉による災害情報の伝達が必要なことなど、引き続き対策が必要です。
そこで、障害のある方や高齢者、女性、子供などの方々に寄り添った防災の実現について、総理の決意をお尋ねします。
最後に、本日の質疑におきまして、手話に対する御理解を賜りました与野党の全ての議員に心から感謝を申し上げ、私の質問を終わります。
ありがとうございました。(拍手)
〔内閣総理大臣菅義偉君登壇、拍手〕