菅義偉の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(菅義偉君) 古賀之士議員の質問にお答えをいたします。
安定的な皇位の継承等についてお尋ねがありました。
安定的な皇位の継承を維持することは、国家の基本に関わる極めて重要な問題です。男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえながら、慎重かつ丁寧に検討を行う必要があります。
また、女性皇族の婚姻等による皇族数の減少等については、皇族方の御年齢からしても先延ばしすることができない重要な課題であると認識をしております。この課題への対応については、様々な考え方、意見があり、国民のコンセンサスを得るためには十分な分析、検討と慎重な手続が必要であります。
お尋ねの皇族の減少に伴う公務の負担軽減策を含め、これらの課題については、引き続き静かな環境の中で検討が行われるよう配慮していく必要があると考えており、現時点で具体的な日程等を申し上げることはできませんが、いずれにしろ、衆参両院の委員会で可決された附帯決議の趣旨を尊重して対応してまいります。
自助、共助、公助の在り方についてお尋ねがありました。
自助、共助、公助、そして絆という考え方は、まずは自分でやってみる、そして、家族、地域で互いに助け合い、その上で、政府がセーフティーネットでお守りをするという目指すべき社会像について述べたものであります。
現在、新型コロナウイルスの影響により経済が厳しい状況にあり、政府としては、これまで二百三十兆円を超える規模の対策を講じてきたところです。この中で、生活に困窮されている方々に対しても住居確保給付金の支給、返済免除も可能な緊急小口資金等の特例貸付け、こうしたセーフティーネットを用意しているところです。その上で、今月十日には新たな経済対策の策定を指示したところです。今後とも、ちゅうちょなく必要な対策を講じてまいります。
憲法第六十三条の解釈等についてお尋ねがありました。
憲法第六十三条において、内閣総理大臣その他の国務大臣は、議院で答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならないとされており、これは国会において誠実に答弁する責任を負っていることを前提としていると認識しております。私は、これまでも国会においてお尋ねがあれば誠実に答弁してきたところであり、今後とも誠実に答弁をしてまいります。
桜を見る会の招待者名簿についてお尋ねがありました。
昨年の桜を見る会の招待者名簿については、公文書管理法などのルールに基づき、あらかじめ一年未満の保存期間と定められ、それに沿って廃棄されたものであり、ルール上、その廃棄に当たって廃棄簿への記載が必要となるものではありません。また、廃棄の時期については、担当の内閣府において確認を行い、それに基づいてお答えをしてきたところであります。
中国の外交姿勢についてお尋ねがありました。
中国との間には御指摘の点も含め様々な懸案が存在しておりますが、ハイレベルの機会を活用して、主張すべき点はしっかりと主張し、中国側の行動を強く求めていくことが重要です。
習近平国家主席と電話会談を行った際にも、中国側の責任ある行動を強く求めるべく、尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海情勢について改めて提起し、地域、国際社会の関心が高い課題についても今後しっかり議論していきたい旨を伝えてあります。我が国としては、引き続きこのような一貫した方針の下に、中国との外交を進めていきます。
習近平国家主席の国賓訪日についてお尋ねがありました。
中国との安定した関係は、二国間関係だけでなく、地域、国際社会のために重要です。中国との間には様々な懸案が存在していますが、引き続きハイレベルの機会を活用して、主張すべきはしっかりと主張し、中国側の行動を強く求めていきます。その上で、まずは新型コロナウイルスの収束に専念すべきであり、習主席の国賓訪日については、今は具体的な日程調整をする段階にはありません。
残余の質問については、関係大臣から答弁させます。(拍手)
〔国務大臣赤羽一嘉君登壇、拍手〕