菅義偉の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(菅義偉君) 芳賀道也議員にお答えをいたします。
 桜を見る会に関する安倍前総理の国会招致についてお尋ねがありました。
 国会の運営については国会においてお決めいただくことと認識しており、行政府の長としてお答えは差し控えます。
 高齢化社会における公助の重要性についてお尋ねがありました。
 私の出身の秋田の旧雄勝郡秋ノ宮村は、山々に囲まれ、雪深い、大変自然環境の厳しいところです。まさに、除雪や雪下ろしも家族、地域みんなで助け合いながら暮らしていました。
 お尋ねの高齢化社会にあっては、高齢者の方々が社会や地域から孤立することがないよう、市町村を始めとして地域の介護事業者やボランティア団体、民生委員など、市町村全体で高齢者御本人や世帯が抱えている複合化した課題を包括的に受け止める体制の構築を進めることなどにより、確実に支援を届けております。
 自殺増加に対する現状認識についてお尋ねがありました。
 自助、共助、公助、そして絆という考えは、まず自分でやってみる、そして、家族や地域で助け合う、その上で、政府がセーフティーネットでお守りするという目指すべき社会像について述べたものであります。
 現在、このコロナ禍で、国民の命と暮らしを守るという強い決意の下、政府を挙げて取組を進めているところであり、コロナの影響により大変厳しい状況にある方々に対しては、重層的なセーフティーネットを用意するなど、公的支援についてもしっかりと行ってきているところです。
 こうした中、自殺者数が増加傾向にあり、特に女性の自殺者数が増加しております。その原因は、男性では勤務問題や経済・生活問題が多くなっており、女性では健康問題や家庭問題が多くなっております。
 政府としては、自殺を考えている方に対する相談体制の拡充や、やむを得ず職を失った方へのきめ細かな就労支援、生活資金でお悩みの方への支援など、自殺総合対策大綱に基づき、自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指し、総合的な対策を着実に推進しています。
 子供の貧困対策等についてお尋ねがありました。
 政府としては、従来から、子供の貧困対策に関する大綱に基づき、低所得者世帯の子供に対する教育の支援や経済的支援など総合的な対策を実施してきましたが、今般の新型コロナウイルス感染症により国民の雇用や生活にも広く影響が及ぶ中で、子供の貧困問題もより一層重要な課題になってきていると認識しています。
 このため、従来からの取組に加え、一人親世帯への臨時特別給付金の支給や、家計が急変した学生に対する授業料減免等により一人親や学生への支援を行うとともに、雇用調整助成金の特例措置や持続化給付金等により雇用や事業者への支援にも取り組んできました。
 引き続き、これまでに活用してきた予備費に加え、今後、第三次補正予算を編成し、感染拡大を抑えながら、国民の雇用と事業を支え、子供を含め国民の皆さんの安心な生活を守っていきます。
 追加の現金給付についてお尋ねがありました。
 経済を回復させるため、これまで全ての方々への一人十万円の現金給付など二百三十兆円を超える規模の対策を講じ、必要な方々に行き渡らせるべく実行しているところであります。感染対策を万全なものとし、経済を回復させていくために現在、経済対策、補正予算の検討を行っています。
 医療機関などの支援、雇用や事業の支援、近年の災害に対応した国土強靱化、ポストコロナに向けたデジタル化やグリーン社会の実現などについて、経済の回復に向けて十分な中身となるよう、検討を進めております。その中で、雇用や事業を支えていくために必要な措置を検討してまいります。
 普天間飛行場の辺野古移設についてお尋ねがありました。
 普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現するため、沖縄防衛局において必要な代替施設の工事が進められており、また、地盤改良については、有識者の助言を得つつ、十分に検討が行われ、しっかりとした計画が作成していると承知しています。
 世界で最も危険と言われる普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければなりません。これは、地元の皆様との共通認識であると思います。これからも地元の皆さんの御理解を得る努力を続けてまいります。
 普天間飛行場の辺野古移設の見直しについてお尋ねがありました。
 イージス・アショアの配備に関しては、地元の皆様にお約束したことが実現できなくなったことから、配備プロセスの停止、配備候補地の断念に至ったものです。
 他方で、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければなりません。これは、地元の皆様との共通認識であると思います。日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性の除去を考え合わせたとき、辺野古移設が唯一の解決策だと考えています。
 この方針に基づき着実に工事を進めていくことこそが、普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現をし、その危険性を除去することにつながるものと考えております。
 今国会での答弁についてお尋ねがありました。
 今国会での答弁に当たっては、いただいた質問にきちんとお答えするようにしてまいりました。
 例えば、仮定の質問や人事に関する質問など、政府としてお答えを控える必要がある場合もありましたが、その場合においても、その理由をできる限り申し上げてきており、御理解をいただきたいと考えております。
 ミッシングリンクの解消についてお尋ねがありました。
 高速道路などのミッシングリンクの解消を進めることは、地方創生、国土強靱化を進める上で重要であり、引き続き効果の高いものから広域的な道路ネットワークの整備を促進してまいります。
 一極集中の是正についてお尋ねがありました。
 新型コロナウイルス感染症を機に、地方に関心が高まっており、東京一極集中の流れを変えるため、地方の生活環境を更に良いものにしていく必要があります。
 そのため、各地の観光や農林水産業などが成長できるよう支援するとともに、ふるさと納税や企業版ふるさと納税も創設をしました。こうした取組を政府一体となって進め、地方の所得を引き上げ、地方の経済を活性化してまいります。
 残余の質問については、関係大臣から答弁させます。(拍手)
   〔国務大臣岸信夫君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 菅義偉

speaker_id: 8901

日付: 2020-11-30

院: 参議院

会議名: 本会議