阿部知子の発言 (内閣委員会)
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○阿部委員 今大臣のお話にありましたように、再生可能エネルギーについて、もろもろの規制、あるいはこれの最大限の導入を阻むいろいろな制約については一つ一つ取り払って、大事なベースロードというか、再生可能エネルギーを基幹電源として位置づけていこうということでありますから、今回、このような価格高騰というのは大変に深刻な事態だと思いますし、恐らく、タスクフォースの各委員の皆様も、これを放置してはならないということでのお取上げだと思います。
この価格高騰については、大臣の今のお話、突き詰めれば、ある種の異常事態が発生しているという御認識も共有されておられると思いますが、この事態について二月八日の予算委員会で秋本真利議員が丁寧な取上げ方をしてくださっていますので、なるべく重ならない範囲で私の問題意識をお尋ねしたいと思いますが、経済産業省の梶山大臣は、寒さが厳しくて電力需要が例年に比べて増えて、天候、特に北陸など、雪が多かったですから、天候の不順によって太陽光などの再エネの発電量が低下して、しかも、輸入に頼るLNG等の在庫が減少したというふうな御答弁や、これは新聞等々もなぞっておりますので、加えて、経産省のエネ庁からも、降雪などの悪天候が多かった北海道、東北、北陸などについては、二〇二〇年一月の平均発電量を下回ったというふうな御指摘もございました。
しかしながら、このタスクフォースの皆さんの分析によれば、厳しい寒さといっても、実は数年に一度のレベル、二〇一七年とほぼ似通っております。そして電力の需要増も限定的だった。そして、太陽光等々はむしろ供給増であったということが分析されております。
二枚目、お開きいただきました資料の、太陽光の出力が低下しているかというのが上段にございまして、これは、もちろん地域によって低下しているところもありまして、北陸などはそれに当たりますが、全体として見れば、太陽光発電は、各年の一月六日から十二日、一週間を比較いたしますと、一一・二七%増であると。電力は、今、日本全国、広域連携しておりますので、一か所で足りなくても一か所に送るということ、これは広域連携機関が頑張ってくださいますので、そのような取組、仕組みになっておりますし、あわせて、では風力はどうであったかと見ますと、地域的な差はもちろんございますが、これもトータルで約一八%、前年一月平均より増加をしておる。
すなわち、再生可能エネルギーについては増加をしており、また、それを広域連携機関がいろいろなシグナルを取りながら供給しているということでもあろうかと思います。これは更に詳しい分析はもちろん必要と思いますが、とにかく、再エネが力不足で、あるいは足りなくてというふうに局所的に捉えるのではない捉え方の方が私は適切だと思います。
先ほどタスクフォースの認識をお示ししましたが、その結果として、タスクフォースといたしましては、需要増というのは、先ほど申し上げました、限定的で、実は、この価格高騰の有様というのは、よく言われるスパイク、一時期だけではなくて、ずっと高くなっちゃった、高値張りつきであるということは、いかに何でも各国に例を見ないと。プラス、そうしたときに、当然、売り買いですから、売値があって買値があるんですが、そこに非常にギャップがあったということが指摘をされております。
通常、こうした売り買い、取引、すなわち電力市場については、電力取引委員会がきちんとウォッチをしておられると思いますが、なぜかかる事態がずっと続いてしまったのか。あるいは、はっきり申し上げて、介入というか、何らかの手を打つのが遅過ぎたのではないか、一か月も高値というのはないことですので、この点について電力等監視委員会にお伺いをいたします。