今枝宗一郎の発言 (農林水産委員会)
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○今枝委員 どうもありがとうございます。よく分かりました。この法案というのが、いわゆる都市部のみならず、本当に、農山漁村に対しても大きな福音といいますか、希望になるということがよく分かりました。
それでは、実際に、農林水産業者の方々の所得向上について、この後、詳しくお聞きをしていきたいと思います。
先ほども少しお話をしましたが、農業改革の本丸は私は農家の所得向上だというふうに考えております。農業問題でよく挙がる平均年齢の高さ、耕作放棄地の問題、荒廃農地の問題も同様ですが、これらの問題というのは様々な要因がもちろん複雑に絡み合っておりますけれども、最終的には担い手不足、後継者不足の問題に行き着くのではないかなと思っております。
これらを解消するには、農業所得を含む農山漁村全体の所得を増加させて、十分な所得が得られるものであるということを、若者ですとか次の世代にしっかりと示していくということが絶対に必要ではないかなと思っております。
平成二十五年に、自民党は地域の活力創造プランで、二〇二五年の農家の所得倍増計画を掲げました。それ以来、様々な政策で農業所得と農村関連所得を伸ばしてきております。
農業所得の増大については、よく価格掛ける生産量引く生産コストの式で考えられておりますけれども、この中で、生産コストの縮減というのは、大規模化であったり、農地基盤の整備、人・農地プランでの農地の担い手への集積、また、中間管理機構によって農地自体の集積もしたり、資材費等の縮減、スマート農業などによる人件費の縮減など、今、農水省さんも非常に積極的にこういった政策に取り組んでいただいておりますし、現場も大変御尽力をいただいているというふうに思っております。
一方で、生産額の増大というのも非常に重要であると思っています。それには、輸出はもちろんでありますけれども、国内の需要拡大、これが非常に重要であります。消費拡大のようなこともございますけれども、人口減少の中で非常に大変なわけでございまして、そうなってくると、やはり、先ほど来議論している高い生産性、高い付加価値というものが非常に重要だと考えられます。
ここで、高い生産性を目指していくのに最適な政策といいますか、それを一番目標に掲げている政策で、産地パワーアップ事業があるかと思います。当然、当初予算でもしっかりと入れていただいているわけでありますが。
この産地パワーアップ事業、本当にこれまで、累次にわたって進化をしてきたと思っております。例えば、大規模農業のみを有利にするものではいけないということで、平成二十九年に私も農水省に対して質問させていただきました。それによって、その後、いわゆる面積要件の緩和ですとか、また、成果目標に労働生産性向上というものが入ってきました。本当に感謝をしたいなというふうに思っています。
この産地パワーアップ事業、次の進化はどういうふうに考えたらいいかなというときに、やはり、高い生産性の産地をどのように守り、維持もしつつ、さらに、もう既にかなり高まっておりますので、そこからまた一気にどんと高まるのはなかなか難しいにしろ、だんだんだんだん、少しずつでも強化していく、そういったところというのもスコープに入れていくというのは非常に重要ではないかなというふうに思っています。
産パワは六年間続いておりますので、既に生産性の高い産地はかなり増えてきたと思っておりますので、これらの産地に対しまして更に大体一〇%上げろというのが成果目標とかであるんですけれども、やはり、更に一〇%上げるという話になるとかなり厳しいものがあると思っております。
実際には、産パワも、ほかの強い農業づくり交付金なんかもポイント制となっておりまして、現在もう既に産地としての価値が高い、生産性が高いというものには現況値ポイントというのも割り振っていただいておるようでございますので、これについては一応評価をいただいていると思いますが、このポイントが余り高くないということもあったりもするものですから。
先ほど来お話ししていますように、生産性を更に上げるとなると結構大変なものですから、その辺りの困難性を十分に理解いただいた上で、今既にかなり生産性が高い産地、ここを少しずつであっても更に強化していく、そういったことについての支援というものも考えていただいた方がいいのかなと思うんですが、その辺り、農水省の御見解をお聞きしたいと思います。