笠浩史の発言 (文部科学委員会)
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○笠委員 それは今大臣おっしゃったとおりなんですが、私が非常に違和感を感じましたのは、北京の大会のためだけだったらいいけれども、もちろん、今、コロナ、東京も同じ問題に直面しているから、そこを必ずしも分けろとは言いません。
ただ、どうも、北京の、あるいは中国が、このIOCという舞台、これは政治とはもう完全に切り離さなければならないんだけれども、今、御案内のとおり、新疆ウイグル自治区における女性に対する大変な、いろんなことが報じられております。そういう人権に関わる問題、あるいは香港の問題、チベットもあるでしょう、そういったところで、欧米諸国からも、中国に対する、あるいは北京オリンピックに対するいろんな批判の声も上がっておりますし、アメリカなどはまだ代表選手を派遣するかどうか決めておりません。あるいは、国際的な数多くの人権団体が、IOCに対して、果たして本当に北京オリンピックをやっていいのか、北京大会、そういったことに対する質問状なり抗議の書簡なりを送っておるというふうに承知しているんですが。
そういう状況の中でこういったことが出てくると、中国サイドは、ひょっとしたら、IOCの総会という舞台を、ワクチン外交を展開することによってそういう批判を打ち消していきたいというふうに私なんかは感じる部分が、非常に違和感を覚えます。
そして、もちろん、IOCは、当然ながら、政治的に中立でなければならないということで、その会長の対応というものも難しい点はあると思うんです。
しかし、大臣も御案内のとおり、これは明らかに、人種など、もし中国政府がそういったことを行っているとすれば、オリンピックの憲章違反でございますし、IOCの使命と役割について、IOCの使命は、世界中でオリンピズムを促進し、オリンピックムーブメントを主導すると明確に規定をされている。そして、いかなる形態の差別に対しても反対をし、行動すると。政治的中立を規定するとともに、いかなる種類の差別も禁じる、これがやはりオリンピック憲章なんですよね。
であるならば、私は正直、バッハ会長は、そういったことについてはこれまでも何の言及をすることなく、政治的中立ということだけを盾に、ある意味では逃げている、そして、何か中国に対して前のめりになっていっているんじゃないかというようなことを非常に危惧しております。
そこについて、大臣もお立場はありますけれども、率直、何か思いがあれば、あるいは、今度また五者協議があるということですけれども、そういった点も含めて、いろんな形で何か対応をされるようなことが今後あるのかどうかも含めて、御感想をいただきたいと思います。