高井崇志の発言 (本会議)

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○高井崇志君 国民民主党・無所属クラブの高井崇志です。
 会派を代表して、ただいま議題となりました令和二年度第三次補正予算に反対の立場から討論をいたします。(拍手)
 冒頭、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを、今なお闘病されている方々にお見舞いを、そして、最前線で命を守ってくださっている医療従事者始めコロナ禍と戦っている全ての方々に心から感謝を申し上げます。
 第三次補正予算の編成が指示されたのは昨年十一月十日、閣議決定は十二月十五日。そのときから状況は一変しています。本年一月七日には二度目の緊急事態宣言が出され、多くの国民は、コロナ対策に特化した補正予算が当然組まれるものと期待したことでしょう。しかし、政府は一切見直しを行いませんでした。それどころか、財務省は、見直しの検討すら行っていないことを明らかにいたしました。
 補正予算案にあるデジタル化、カーボンニュートラル、不妊治療支援などは大いに進めるべきです。しかし、今、国民が補正予算に期待しているのはコロナ対策です。菅政権の重要政策は堂々と当初予算に計上すべきです。近年、霞が関官僚の間では、重要な政策は補正予算でというのが暗黙の了解となっています。一体いつまでこんな状態を続けるのでしょうか。補正予算がなければ重要政策は進まない、そんな状況は一刻も早く改善すべきです。
 今、国民が最も心配しているのは医療崩壊です。
 民間病院がコロナ患者を受け入れられないのは、赤字になるからです。コロナ患者一人を受け入れるのに、三つから四つのベッドを潰さなければならない。しかし、その赤字分は、今の補助金では補填されません。
 諸外国では、コロナ患者を担当する医師や看護師には倍の給与が支払われる国もあるのに、我が国はボーナスまでカットされている。補助金の使い道を変えるだけで医療崩壊は防げる、医療現場からは強い要望があると我々が幾ら提案しても、厚生労働省は聞く耳を持ちません。
 菅総理は、一月十一日には神奈川県のコロナ対策責任者の阿南医師から、一月十六日には東京慈恵医大の大木教授から我々の提案と同じことを提言され、分かりました、久しぶりに明るい話を聞いたと応じたと報道されていますが、今なお改善されていません。
 昨日の予算委員会での後藤委員との議論を聞いていても、菅総理は、我々や阿南医師、大木教授からの提案を誤解されているように思います。補助金の使い道の変更であれば、それほど予算は必要ありません。これで医療崩壊はかなり防げます。多くの専門家や現場の医師がそう言っています。今すぐ厚生労働省に指示を出してください。
 国民民主党は、緊急事態宣言発令後、オンラインで国民から意見や要望を集めたところ、短期間で二千二百件余りが寄せられました。その中で最も多かったのがお金と住まいに関することで、現役世代への十万円一律給付や総合支援資金の貸付枠拡大への要望が特に多かったです。
 年度内に執行できるとは到底思えないGoToトラベルに一兆円以上の予算を使うならば、数百億円の予算で多くの生活困窮者を救うことができる総合支援資金の貸付枠拡大の方がはるかに効果的です。現行予算案の枠内で十分できます。
 国民民主党は、国民の声に寄り添い、政府が見落としがちなきめ細かな政策も含めて、政策提言型の改革中道政党として、引き続き政策提言を続け、一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束に全力を尽くしてまいります。
 是非とも、我々の提案に耳を傾け、一つでも多く採用してもらうことをお願いして、討論といたします。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 高井崇志

speaker_id: 31887

日付: 2021-01-26

院: 衆議院

会議名: 本会議