茂木敏充の発言 (予算委員会)
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○茂木国務大臣 ありがとうございます。
紀元前八世紀、古代ギリシャにおきまして大きな疫病がはやり、また災害が起こる中で、聖地オリンピア、この領有をめぐるポリス同士の争いをやめるというところから古代オリンピックが始まりまして、まさに齋藤委員おっしゃるように、平和の祭典、このように呼ばれているわけであります。
当時でいいますと、限られたポリスの間で、アテネであったりスパルタであったりとか、停戦を合意すれば争いを止めることができたイフィトス王の時代、その当時と、世界中で様々な対立であったりとか紛争、それが現に起こっていたり、また短期間のうちに起こる可能性がある地域をたくさん抱えている、こういう現代の状況は、やはり異なっているんだと思いますが、今日、どういう枠組みで、また、どこまで実効性を持って紛争を止められるか。困難な課題でありますけれども、それに向けて努力をするということは当然の務めではないかな、このように考えているところであります。
オリンピック・パラリンピックはスポーツを通じて平和でよりよい世界を築く重要な機会であるとの認識、国際社会に浸透していることは間違いないと思っておりまして、こうした考え方に基づき、我が国としても、御指摘のように、国連にオリンピック休戦決議を提出して、採択されたところであります。
引き続き、オリンピックの精神も踏まえながら、積極的平和外交、特にこの時期、しっかり展開をする必要がある、このように考えているところであります。
ちなみに、ギリシャの地誌学者、パウサニアスによりますと、第一回の古代オリンピックを開催をしましたポリス、エリスという名前の都市国家なんですが、このエリスはオリンピックの後に疫病を乗り越えることができた、そのように伝えられております。