深澤陽一の発言 (予算委員会第四分科会)
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○深澤分科員 御答弁ありがとうございました。
二〇二五年までに二十拠点ということで、まずはその成功を微力ながら応援を、また期待をしておるところであります。
やはり思うところは、例えばアメリカの一部の地域とか一部の施設に関しては、いわゆるスポーツのエンターテインメント化によって非常に自立、収益性を生んでいるという好事例がございます。そういったところを当然目指していくと思うんですけれども、一方で、世界全体を見てみますと、私も何か所かスタジアム、アリーナを見たことはあるんですけれども、とはいうものの、ほとんどのところが、やはりふだんから複合的に、あるいは、何か収益性を生むような、単体で自立しているようなものだとも思えないというところで、まずはこの二十拠点、一つでもすばらしい取組をモデルケースとして、参考事例としてなるようなことを期待いたしますが、ただ、これを余り過度に押しつけるのも、やはり地域性もあると思いますので、そこはいろいろな広い目で見ていただきたいと思います。
それを考えると、まだ二十拠点プラスアルファ、もうJリーグだけでも六十チームぐらいありますし、Bリーグとかを合わせると本当に百近いスタジアム、アリーナの中でどう考えていくかという課題がこれから出ていくと思いますので、そのときには、やはり、民間資金の導入等もありますけれども、そこもうまく活用できない等々の課題も出てくると思いますので、その辺りも見据えて、継続して、将来的にも長い期間にわたって、是非、地域のスタジアム、アリーナの実現を支えていただけたらありがたいなというふうに思います。
この質問は以上でございます。
続きまして、中学校、高校における部活動の再開に関して質問をさせていただきます。
昨年の春の選抜高校野球では、待望の甲子園出場を決めた高校が新型コロナウイルスの影響による大会中止によってその機会を失い、持っていきようのない悔しさを抱えた球児や関係者の姿を報道を通じて多く目にすることになりました。そして、四月、緊急事態宣言が発令され、夏の全国高校野球選手権大会も中止となってしまいました。
しかし、その後、各都道府県の高野連や関係者の御決断で、全ての地区大会が開催され、また、選抜で選ばれた全てのチームが、一試合だけではありましたが、憧れの甲子園で試合をすることになり、その姿を見たときには、全く関係のない私でも救われた思いをいたしました。
その後、地元で、母校のハンドボール部の会合に出席することがありました。手前みそでありますが、県内でもトップ争いをする実力のある母校ハンドボール部は、後援会組織もしっかりとしており、毎年定期的に会合を開催しております。しかし、今年は例年と一つ違い、いつもはなかった三年生のキャプテンの挨拶がございました。その挨拶は、自分たちが三年間目指してきたことは、その機会さえもなくなってしまいましたが、その思いは後輩に引き継がれ、自分たちはそれを応援していくという、何ともやるせないメッセージでありました。
彼らと同じように、今年度は多くの中学、高校三年生が、目標としてきた機会を失ってしまったものと思われます。これは誰かが悪いという話ではありません。コロナ禍ではしようがない話ではあります。しかし、今回のコロナの経験を少しでも生かせないか、二度とない子供たちの挑戦の機会をできる限り実現してあげたい、そんな思いでこの質問をさせていただいております。
政府は、昨年五月二十五日の緊急事態宣言終了時に、外出自粛の段階的緩和の目安を示されました。そこでは、例えば、六月十九日からプロスポーツの試合は無観客ならば認めるといった目安が示され、それを参考にプロスポーツの試合も再開されるようになりました。
一方、部活動の再開に関しては、教育の現場に感染症に関するガイドラインが示され、活用されておりましたが、段階的緩和の目安が活用されたという事例は聞くことがありませんでした。
プロスポーツと部活動は違うと言われる部分もあると思いますが、私は、子供たちの機会こそ大切に考えてあげたいと思っており、教育現場だけにその判断や責任を負わせないためにも、文部科学省として、あるいは政府として、再開の目安のようなものを示していただきたいと望みます。
今年度卒業の子供たちの機会は取り戻せませんが、だからこそ、今後のために、もし感染症等によって部活動や大会が中断した際の再開の目安は政府が示すようにしていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。御答弁願います。