宮本徹の発言 (予算委員会第四分科会)

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○宮本分科員 ですので、四年後を待つのは本当にもったいない、これをそのまま国庫に今年も大量に返すことになるわけですから。恐らく、進学率八割というので全部予算を組んであるわけですけれども、なかなかそこまでたどり着くのにはやはり一定の期間がかかると思います。周知の問題だけじゃなくて、やはり家庭環境の問題とかいろいろな問題が進学率というのは影響します。
 その一方で、十八歳人口自体がこれからどんどん減っていくということも考えると、基準を更に、今の予算の範囲でも拡大していっても十分堪え得る。足りなくなったらそのときはまた新たな財源を考えるということもあると思いますけれども、今の予算でもかなりのことができると思いますので、是非そこは検討をお願いしたいと思います。
 続きまして、奨学金の延滞金についてです。
 これは最近相談があった話ですけれども、高校で百八万円、大学中退まで四十万八千円、無利子奨学金を借りた、大震災の後に夫の収入がなくなったのを契機に、高校分は四年、大学分も数年延滞し、またその後、今は返し続けているということなんですけれども。これまで返した延滞金の額でいうと二十五万七千円、残る延滞金は十三万六千円。百五十万弱借りて延滞金が四十万近いという話なんですよね。
 JASSOの調査を見ましても、延滞金の理由というのは、収入が減ったというのが六七・一%、支出が増えたが三九・五%ということなわけですよね。ですから、多くの人は経済的事情で、悪意があって踏み倒そうと思っているわけではなくて、経済的事情で返済ができないわけですよね。
 そういう方には、本来、もう徹底的に猶予を使っていただくというのが筋だと思いますし、猶予の要件が当てはまらないんだったら当てはまるように猶予の要件を緩和するということが必要なのであって、経済的に返せない人に延滞金をどんどんかぶせていくというのは、本来の奨学金の在り方からいって大変問題があるのではないかと思っております。
 更に言えば、過去の人を、どういう人が借りているかというのを見たら、今なら高校の無償化の当然対象になるような人だったり、あるいは大学でいえば給付制奨学金の対象になる人だったり、あるいは所得連動型の返還方式、今始まっていますけれども、そういう人なら少しずつ返せた人が、そうした制度がない時代の延滞金で苦しんでいるということがあるわけですね。
 ですから、私は、この延滞金というのは廃止、残債も帳消しにしたらいいというふうに思います。過去の人との公平性ということをよく言われるわけですけれども、今の制度の恩恵を受けている人との公平性、こちらをより重視して、制度の改善に踏み出していただきたいと思いますが、大臣、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 宮本徹

speaker_id: 19574

日付: 2021-02-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第四分科会