猪口邦子の発言 (環境委員会)

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○猪口邦子君 これからの国際法生成及び決まり事の決定におきまして、それぞれの国が努力するということと、民主主義国が連帯していくということと、やっぱりこの東アジア、アジア太平洋地域、インド太平洋という、ここは成長のピボットでもありますので、そこがどういう行き方をしていくかということで世界全体が影響を受けていく、それの中心に日米、そしてもちろんオーストラリア、そしてインドも頑張ってくる。
 そういう基本の構造、やっぱり環境のような未来志向型で、先ほどからも議論にありますユース世代も巻き込む、そういう世代にとって非常に自然な考え方になっていく、それが最終的にはルールメーキングにおけます日本の立ち位置を強化し、また日本にとっても暮らしやすい国際社会をつくっていくということになると思いますので、是非、環境分野においてそういう連携をお願いしたいと思っております。
 次に、私はこの気候変動担当大使の任命ということについてお伺いしたいと思うんです。
 これはちょうどこの所信表明の日に、気候変動担当大臣、ごめんなさい、大臣の就任を環境大臣は菅総理から指示されたという報告をされています。まず、その意義について、その環境大臣プラスこの気候変動担当大臣という任命についてどう考えるかということをお伺いしたいと思います。
 新たに担当大臣を任命するということは、まずその分野が省庁横断的な非常に広く複雑な内容を含んでいるということを意味するのではないかと思います。
 この省庁の縦割りの壁を取り払って横断的に調整するということ、これは菅総理の縦割り打破のお考えの基本でありますし、総合調整機能という概念がありますが、私はかつて橋本行革のメンバーだったときに、この総合調整機能という概念化もそのとき随分進んだと思います。それまでは、連絡調整のような考え方で、みんな平等に、わっと集まってそれぞれの所管事項で対応するということですが、やはりその気候変動問題で国際的な牽引力を発揮するとなれば、やはり小泉大臣が担当大臣として省庁横断的な総合力を生かしてまとめていくと、こう総理が考えたのではないかと思うんですね。
 そういう意味では、縦割り打破の手本をここで示して、でもみんな平等に参加するんだとそれぞれの省益もあるからまとまらないということもあるでしょうから、やっぱり半格上でやるという、そういう立場ではないかと、私は勝手に推測申し上げるんですけれども、と思います。
 さらに、市民社会、いわゆるシビルソサエティーとの連携、これは行革会議の時代には余りまだ発想がなかったと思いますが、そこは総合調整じゃなくて、まさに連絡調整というか連絡というようなことを強化して、最近の国連系の多国間会議ではNGOの参加、非常に重視され、発言権もあり、やはり政府間会合の内外で彼らは発信していくので、是非そことの連絡も担当大臣としてやっていただきたいと思っております。
 さらに、研究者コミュニティーとの連携、これも強化していただきたいと思います。私は昨年の質問でも述べたんですけど、エビデンス・ベースドからサイエンス・ベースド、これは大臣の言葉にもあったんですけど、ポリシー・メーキングの時代だと。そういう意味で、研究者コミュニティーがどういう考えでどういう方向で議論しようとしているか、そこまでの連絡調整をきちっとすると、やはりマルチの場において非常に強い存在感を発揮できると思いますので、やっぱり担当大臣として任命するというその菅総理のお考えにどう応えていかれるか、またそのポジションをどういうふうに大臣としてお考えか、お伺いします。

発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2021-03-16

院: 参議院

会議名: 環境委員会