梶山弘志の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(梶山弘志君) 委員から、グリーン成長戦略、とりわけ水素についての御質問がありました。
水素はカーボンニュートラル実現に向けた鍵であると考えております。今後、社会実装を進めていく上では、国民の皆様に水素の果たし得る役割を理解していただくことは大変重要なことであります。そのための手段として水素や水素関連技術の経済波及効果をお示しすることは、議員御指摘のとおり、重要な要素であると考えております。
水素やその関連技術がもたらす経済波及効果は大きいと認識しておりまして、例えば、世界の企業百九社が参加するハイドロジェンカウンシルといった水素の業界団体では、世界の水素関連市場が二〇五〇年で二・五兆ドルになるといった試算が示されています。米国の水素・燃料電池ロードマップやEUの水素戦略では、水素に取り組む意義として、水素やその関連技術がもたらす将来市場の規模や雇用創出効果に言及をしております。
実は、昨年の十二月に我が国においても水素のバリューチェーン協議会というものができました。その発足のときには八十八社であったものが、三か月後の先月末においては百九十五社になっているということで、大変企業又は団体の関心が高い、高くなってきているということでもあります。
経済産業省では、水素の今後の戦略について、エネルギー基本計画の見直しに向けた議論への反映も見据えながら議論を進めているところでありまして、水電解装置の製造分野、液化水素運搬船といった貯蔵・輸送分野、水素ガスタービンや燃料電池自動車など、多岐にわたる新たな技術の社会実装に向けて取り組んでいるところであります。
委員がおっしゃったように、まだ不確定要素があります。そして、開発余地がある分野があります。そういったものも含めてしっかりとした経済波及効果出していきたいと思いますし、こういった取組の進捗も踏まえながら、国民の理解や幅広い民間企業の協力を得るとともに、日本企業の挑戦を促すためにも、精緻な経済波及効果の試算についても前向きに検討してまいりたいと思っておりますけれども、エネルギー分野の新しいプレーヤーなんですね。水素やアンモニアというものが入ってきて、熱利用も含めてどれだけのボリュームを占められるかということを、大変大きなカーボンニュートラルに向けた課題であると思っております。