酒井庸行の発言 (決算委員会)
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○酒井庸行君 官民ファンドについてお伺いをしたいと思います。
民間が担うことが難しいとされておりますリスクマネーを供給し、民間投資を喚起することを目的とします官民ファンドというのは令和元年度の末時点では十三ファンドございまして、政府からの出資額が一兆一千二百六十六億円、民間からの出資額は四千七百九十一億円、このほかに約三兆円の政府の保証が付されております。これらの十三ファンドの実の投資、いわゆる投融資額というのは二兆五千三百八十六億円でありまして、民間からの投融資額が七兆六千六百三十二億円ということでございます。
本来、官民ファンドの役割というのは、ここはちょっと聞こうと思ったんですけど、私の方から申し上げます。本来、官民ファンドの役割というのは、政策的に意義の高い分野において、一定の収益を確保しながら、民間だけではリスクを取ることが難しい分野に率先して投資を行うということで信用性を補い、また民間資金の誘発、いわゆる呼び水などをすることだというふうに思いますが、一部の官民ファンドでございますけれども、投資実績が低調であるとともに累積の損失が生じている状況にあるものがあります。
海外需要開拓支援機構、いわゆるクールジャパン機構はその一つでありまして、最も損失額が大きくなっております。私が政務官をやっていたときにこのクールジャパンも担当いたしましたけれども、非常にいい政策だなというふうに実は思っていました。
日本の魅力ある商品、サービスの海外需要開拓に関連する支援、促進を目指して設立をされたわけでありますけれども、元年度の累積の損益の計画額が百九十四億円の損失に対して更に二十一億円、つまり増えたと言っていいと思いますけど、二百十五億円というふうになっております。
このコロナ禍によって投資環境の変化が懸念されるわけでありますけれども、令和二年の十一月に行われた財務省の財政制度等審議会の財政投融資分科会においては、機構は現時点では投資計画の見直しを行う必要はないと説明しております。委員からは、平時の計画どおりに今後も進められるという結論は、コロナの影響を受けているという状況の説明と食い違っているという、納得がし難いとの意見も出されて実はいます。
二〇一三年に設立をされて、八年が経過していますね。経産省からの資料をいただきますと、二〇二三年には上向くというお話でありますけれども、私の感覚からいくと、サラリーマンをやっていたときの感覚からいくと、もう一般の会社なら、八年もたっていればもうおかしくなっているというふうに思います。
このプロジェクトには確かに時間は掛かるという、必要があるというふうに言われますけれども、クールジャパン機構に関しては、私はコロナ禍による投資環境の変化を踏まえたことを考えると投資計画を見直す必要性があるんではないかと、見直しを行わない理由も含めて、仮に収益の改善が見込めないという場合には機構の存在危機を問うことも考えなきゃならぬだろうと私は思いますので、御見解をお願いします。