田村憲久の発言 (厚生労働委員会)

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○国務大臣(田村憲久君) 七月の中頃、アドバイザリーボードでも、どういうような感染状況に東京がなっていくかという推計出していただきました。それよりも速いペースで感染が広がったというのは、昨日、尾身会長が衆議院の厚生労働委員会でもそれはおっしゃっておられたというふうに思います。
 やはり、デルタ株というのは、ちょっと我々の想定を超えるような感染力がある。これは、その後、CDCで水ぼうそう並みかも分からないというような、そういう文書が出たようでありますけれども、それぐらいのことであり、注目すべきは、イギリス、フランス、アメリカ、どれもちょうどワクチンの接種とともにアルファ株のときは感染が急激に減ったんですよね。イギリスも多分数千人、フランスは千人切ったんじゃなかったですかね、アメリカも一万人ぐらいまで行った。それが今やフランスは二万人、ちょっと今日は、昨日今日辺りは二万人切ったかも分かりません。イギリスは五、六万人まで行って今三万人強、アメリカに関してはもう十四、五万人という、だんだん元に戻ってきているという、こういう状況です。
 そういう意味からすると、やはり予想を超えたという意味では申し訳ない思いもありますが、ただ、世界的にやはりこれは予想できていなかったんだと思います。
 一方で、我々も病床増やしてまいりました。それは、日本という国がやはり、ファクターXなんてよく言われましたけど、多分、これは私の考えなんですが、日本の生活習慣だとか衛生観念だとかいろんな文化だとか、そういうものが欧米と比べると今までのコロナの従来株でありますとかアルファ株に対してはそれなりに効果があったんだろうと思います。ですから、一桁違っていたんですよね。それに合わせて、病床を倍つくろうというのでやってまいりました。それはある程度、まあ医療機関に御理解いただいて、それが各自治体、対応いただいてまいりました。
 ところが、デルタ株はもうほぼ桁数は欧米と同じような形に人口比当たりなりつつあるという中で、ワクチンを打って仮に十分の一にこれが重症化や入院者が減ったとしても、確率論として、感染者が二十倍、三十倍になると当然必要なベッドは二倍、三倍になるわけでありまして、そこをやはり我々としてはもっと欧米並みに、要するに、日本が今まで成功体験ではなくて、欧米のような状況になるんだということで病床を確保をしていればもう少し早く対応はできたかと思いますが、いずれにしても、それでも日本はフランスやイギリスに比べれば病床数は人口当たり実はコロナに対してはあるんです。向こうは二%、五%ですから。フランスと日本と大体感染者数は一緒ですからね。
 そうなると、本当に医療関係者の方々、ベッドをつくっていただいて、イギリスやフランスなんかよりも本当にベッドつくっていただいて対応いただいているのが、まだ亡くなる方々がイギリスやフランスに比べて少ないというそういう結果にはなっているので、そこはもう大変感謝いたしておりますが、いずれにいたしましても、今の入院率一〇%というのを何とか維持していかないとこの命は守れませんので、更に臨時の医療施設も含めて、イギリスやフランスよりもそういうような入院できるような場所を増やしていかなきゃならないということで、今、要請等も含めながら全国の都道府県にお願いをさせていただいているということであります。

発言情報

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発言者: 田村憲久

speaker_id: 10832

日付: 2021-08-26

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会