角南篤の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(角南篤君) 御質問ありがとうございます。
 今おっしゃっていただいたとおり、我が国は非常にいい技術がございまして、私も幾つか、数社、実際に見て、いろんな話を聞いたこともございます。
 その中で、例えばペットボトルのリサイクル、単純にリサイクルだけじゃなくて、これを分解する技術、分解も、いろんな養分に、難しいその要素に分解をしていって、そして純度の高い材料に変えていき、そしてそれを使って別の付加価値の高いものを作っていくというような技術は非常に日本の中にも持っている会社がたくさんある、幾つかあるんですけれども、そういった会社をどういうふうにグローバルスケールでこれを商品化したものを出していくのかというところの戦略は、これはやっぱり民だけではなくて政府と一緒に是非いろいろ考えていかなきゃいけないことがあると。
 例えば、ヨーロッパあるいはフランスというような国では、政府の方が非常に戦略的にこうした企業を掘り起こして、しかも一緒になって国際的なスタンダードを取りに行く。つまり、要は、こういういろんな国々で、先ほどおっしゃっていただいたようなプラスチックのリサイクルとか、そういったことをいろんなところがやっているんですけれども、じゃ、どれが一番、これからグローバルスタンダードとしてどういうやり方でやるのがいいのかというのを国際的に決めていくようなプロセスがございまして、そういったところにやはり一日本の企業が出ていって、そこに自分たちの技術を売るというのはなかなか難しくて、これは政府がやっぱりやっていかなきゃいけないということもございます。
 そういう意味では、技術標準化戦略ということになるかと思いますが、これは先生方も御案内のとおり、これからゼロエミッションの時代で、新たな技術をめぐる、これはおっしゃっていただいたような技術をめぐる国際的な競争がますます激しくなっていく中で、そこに日本の企業の、あるいは日本の科学技術の強みを生かした標準化というところにやはり行かないと、せっかくいい技術があっても世界ではこちら側を使うというようなことになって、それが今度、プラント、ESG投資とか、そういうファイナンスのメカニズムと一体になって、この技術を使っているところには投資を、あるいは融資もできる、だけど、それ以外の技術は認められていないので、せっかくこういう技術をBツーBで売りに行ってもなかなか売れないというか、そういったところの状況にもう既にあるところもありますので、そういった意味では、リサイクルのところも技術面でしっかりと戦略を立てていただいて、ここはやっぱり政府が、国がやっていくことだろうということだと思います。
 ちょっとサンプルがあったかな。今日たまたま、これプラスチックの漁網なんですが、こういうのが捨てられて、こういうのに魚が引っかかったりとかいろいろしています。こういうのを今、日本の技術でこういうような結構ファッショナブルなバッグに変えて製造するようなところまでもうできているんですね。
 ですから、問題は、捨てられた漁網を回収し、そして、こういった企業が、これそんな大きな企業じゃない、スタートアップのような会社なんですが、こういうような非常にファッショナブルなバッグに変えて、そしてこれを売り出していくと。これがどういう形でビジネスモデルとして定着していくのか、そういったことと、それから、回収していくということにおいては、これはこの会社だけではできないことで、漁業の従事者の方々とか、そういう仕組みを自治体の方あるいは政府と一体になってつくっていけばこういう技術が生きてくるということになりますので、これは今、私どもの方もいろいろとサポートをさせていただきながら、自治体の方々とも今モデルケースをつくって、それを是非スタンダード化していくような、そんなことも必要かなというふうに思っております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 角南篤

speaker_id: 16946

日付: 2021-04-21

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会