川田龍平の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○川田龍平君 立憲民主党の川田龍平です。
 今日は意見を述べさせていただきます。ありがとうございます。
 第一回の極域における環境問題に関する現状と課題の議論の中で、先住民が北極における重要なプレーヤーであり、ステークホルダーであることを伺いました。北極及び地球全体の環境保護や持続可能な開発において、先住民といかに協働していくか、その政策決定プロセスに彼らの経験、知識をどのように生かしていくかが重要であると思います。
 日本においても、周辺の海洋を含めた環境保護において、いかに先住民である例えばアイヌの人々とともに進めていくか、また政策決定のプロセスに、アイヌの人たちや海と共存してきた沖縄、奄美大島など離島の人たちの知恵と経験をいかに生かしていくかが大事だと思います。
 第二回の風力発電のことが取り上げられましたが、日本の技術を生かした洋上風力発電には本当に夢があると思います。脱炭素社会に向けての取組としては、太陽光発電や地熱発電なども重要ですが、日本は海に囲まれた国ですから、やはり洋上の風力発電はとても重要になると思います。
 参考人の方からは、日本の風力発電産業が小さくなってしまったが、優秀なエンジニアが残っているというお話も聞きました。また、北海道を始め東北地方の太平洋側、中国地方の日本海側から九州まで、日本には広い範囲にわたって洋上風力発電の好適地があるというわけですから、それぞれの地域の条件に合った風車を開発できれば物すごい潜在力があると思います。もちろん、地元住民や漁師さんたちの意見も聞きながら進めていくことも大事ですが、メンテナンスやそのための技術開発なども含め、新たな産業を育成することにもつながるのではないかと思います。
 日本だけでなく、風力発電の技術で東南アジア、アフリカを始め、世界に貢献していくことも可能だと思います。そのためにも、風力発電の技術については、オープンソース化して開発時間を短縮するとかコストを減らしていくということも必要だろうと思います。
 第三回目の海洋の安全確保に向けた課題、取組の議論の中でありましたとおり、中国の覇権主義的な行動に対処するためには、法の支配を基本的なルールとした国際秩序を確保し、共通の価値観を持つ米国やEU諸国と連携して外交的なプレッシャーを掛けていくことも必要だと思いますが、一方で、他方で、国を超えて協力関係を築き、協調関係を強化していくことで平和を構築していくという姿勢が重要だと思います。特に、隣国の韓国や台湾との協力関係は最重要だと思います。
 日本は超高齢化社会になり、人口減少も進んで、市場としての魅力も薄れつつあります。経済的に生き残っていくためにも、一国の力では立ち行かなくなっているのも現実です。もちろん、韓国、台湾だけでなく、フィリピン、インドネシアなど東南アジアの諸国との協力関係も欠かせないと思っています。基本的な姿勢として、海を隔てて対立をするのではなく、海を共有財産、公共財産と考えて諸外国と交流を進めていくことが重要であると考えます。
 未来に向けては、理科教育に海洋教育を積極的に呼び込むことで、次世代の人たちにもっと海に関心を持ってもらうことが大事だと思います。外航運用を永続的に維持していくためにも、将来、船員を希望する人たちを増やしていきたいという思いもあります。海に関わる仕事を、男性だけでなく女性にとっても魅力的なものにできればと思います。そのためにも、日本の里山が見直され、協力して回復、維持していこうという意識が高まっているように、里海も皆で守っていこうという機運を盛り上げていくことが必要だと思います。
 最後に、他委員会ではありますが、参考人の方々からは口々に、国会はまだオンラインではないのかと言われました。オンラインの参考人質疑を是非実現していただきたいと思います。
 そして最後に、「海を通じて世界とともに生きる日本」について、やはりこの海を通じて世界とともに生きるためにも、海外視察の実現を是非要望いたします。
 終わります。

発言情報

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発言者: 川田龍平

speaker_id: 22154

日付: 2021-05-19

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会