上田清司の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○上田清司君 国民民主党・新緑風会、新緑風会の上田でございます。
まず、今調査会の審査、討議を通じて、海洋国家日本の維持並びに海洋資源を含む様々な機会をつくっていただいたこと、改めて、会長、両筆頭の御尽力に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
世界の気候変動がテーマになったこともございました。しばしば異常気象や災害が起こっていることも事実でありますが、冷静に私たちは対処すべきではないかと思います。
ローマ・クラブの「成長の限界」の影響を受けて、人口爆発にある意味では乗せられて、田中内閣時においては大来佐武郎氏を座長にして人口問題懇話会を設置して、当時、結論が子供は二人までと。当時の新聞の社説は、政府は手ぬるいと、人口庁をつくってもっと抑えろと、ここまで言われておりました。最近、こども庁なんという話も出ていますが、これは余計なことですが。また、四十五年前でしたので、それが、もう十五年たったら、今度は少子化といってエンゼルプランが作成されたりしてきたところでございます。このように、冷静に判断しなければならないということであります。
今はやりのEV車、電気自動車ですが、トヨタのハイブリッドにかなわないもので、欧州のメーカーあるいはアメリカのメーカーは自分たちの土俵をつくって、ある意味ではトヨタを追い出そう、日本車を追い出そうという作戦とも思われるところもありますので、安易にEV車に乗るということもいかがなものかという判断だってあるべきだし、日本の誇るべき自動車産業を潰さないようにしてEV車に移る、移行するというような方法なんかも考えなければならないのではないかと思います。
押しなべて、石油資本は原子力資本をやっつけるためにいろんな仕掛けをしておりますし、また、原子力資本は石油資本をやっつけるために、いろんな意味でクリーンエネルギーだとかという形で宣伝をしていたりします。
もう本当に、美しいテーマも、時々、裏にはまさに毒の付いたとげがあったりしていますし、グリーンランドにしても、まさに名前のとおり、かつて暖かい時代には牧草が生えていたと。今は氷に閉ざされていると。縄文時代の東北も暖かくて、当時の植生などを見れば今の九州なんかと変わらないような状態でありますので、何百年とかあるいは千年という単位では、気候変動も必ずしも、丁寧に見ていかないと、その時々の雰囲気に負かされてしまう。
レジ袋の狂騒曲も私はそうだと思っています。おかげさまで、八〇%、レジ袋は要らないといって、マイバッグ。しかし、このマイバッグはほとんどがポリエステルですので、レジ袋以上にCO2を出してしまうという、これを作る過程の中で。で、やはりレジ袋的なものは家庭で必要ですから、またレジ袋的なものを結果的には購入すると。したがって、絶対量は変わらないと。一体いかがなものだったんだろうと。
こういうふうに、時々私たちは合成の誤謬みたいなことをやってしまいますので、今後もやっぱり冷静に物事を見ていく努力をしなければならないというふうに本当に思ったところでございます。
いずれにしても、見識を深める機会をたくさんいただいたことに、心から改めて、会長始め関係の皆様に御礼を申し上げます。ありがとうございました。