梅村みずほの発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○梅村みずほ君 よろしくお願いいたします。日本維新の会の梅村みずほと申します。
今回は、皆様と一緒に、困難を抱える人々の課題に十四名の参考人と一緒に検討を重ねてこられたというのは大変有り難い機会でもありました。そして、困難を抱える皆さんの諸課題に向き合っているときに、私の中で浮かんだキーワードは三つございます。まずは、金銭的な解決策が必要であろうということ。もう一つは、SOSの出し方、これが重要であろうということ。そしてもう一つは、家庭というキーワードです。特に、やはり二人の子供を育てる身といたしましても、子供に関する様々な状況というのは胸が苦しくなるものがございました。
あえて申し上げたいのは、政治は家庭に介入するべきではないという意見が多数あるのは存じ上げておりますけれども、やはり家庭というものにそろそろ目を向けていかなくてはいけないのではないかということでございます。
自民党の若手の皆さんが中心となって、子供家庭庁、最初はそういった名前だったかと思いますけれども、そしてこども庁の創設のプランを練られたということを私も聞き及んでおります。大変期待しておりますけれども、返す返すも残念なのは、子供家庭庁ではなくこども庁となったことです。
子供が種だとすれば、家庭は土です。土に養分がなければ、どんなにいい種であっても育たないのではないかと思っています。きっとその辺りはほかの皆様も賛同してくださることなのではないかと思うんですけれども、やはり今こそ政治がこの家庭というものにも目を向けていかなくてはいけないというふうに思っております。
家庭の在り方は多様化しております。一人親家庭、ステップファミリー、里親家庭、特別養子縁組家庭、貧困家庭。こうして、子供と切り離せないのが家庭である以上、多様化している家庭、困っている家庭にどうサポートをしていくかというのも政治の課題になりつつある、それが令和という時代なのだろうというふうに思っております。
私も二人の子供を育てながら、本当に多くのお母さん、お父さんたちと触れ合ってまいりました。そして、同じ国に、同じ時代に子育てをする仲間でありながらも、そんなスタンスで子供と付き合っていてもいいのかと思うような、親になる資質を疑いたくなるような親とも出会ってまいりました。そして、そういった家庭の問題、政治では介入すべきではないと言われている家庭の問題が出てきているのが、子供の虐待であり、自殺であり、そして子供が苦しんでいる様々な課題なのではないかというふうに思っております。
ですので、子供家庭庁という名前ではなくなったわけなんですけれども、こども庁というものができました暁には、積極的に私どもからも家庭に関する課題というもの、そして解決策というものも一緒に提案してまいりたいと思うところでございます。
そして、私は、子供の明るい笑顔、幸せな未来というものを考えましたときに、子どもの権利条約というものにつきまして子供自身に知ってもらう必要があると考えております。そして、親も子供の権利について知る必要があり、そして教師も子供の権利について知っておく必要があるというふうに思っております。
子どもの権利条約、日本も批准して久しいわけですけれども、当事者である子供の中に自分に権利が保障されているのだと知っている子供は大変少ない現状にあります。ですので、まずは学校の教育で子どもの権利条約について先生から教えてあげてほしい、家庭からも教えてあげてほしいと思っています。
私の地元は大阪でございますけれども、大阪の生野区に生野南小学校というところがございまして、生きる教育というものが注目を浴びております。これは私、人権教育でもあり、すばらしい道徳教育でもあると思っているのですが、この小学校は元々校内暴力が百件ほど年間にある学校でした。そして、病院のお世話になるような暴力沙汰が三十一件あったというところが、最近はゼロ件になっております。
それはなぜかといいますと、やはり小学生ながらにちょっと荒れたといいますか、言葉に語弊があると申し訳ないんですけれども、そういった荒れた子供の多い学校で、先生がこの子たちをどうしてあげようかと考えたときに、まずは国語教育にフォーカスをしました。言葉で伝えられなくて手が出てしまう、足が出てしまう、そんな子供たちに懇切丁寧に気持ちを伝えるのは言葉なんだということを熱心に教えるために、国語教育を一年生から六年生まで一貫して集中的に授けてきました。それと同時に、プライベートゾーン、人に触られては駄目なところだったりとか子どもの権利条約についても教えています。
赤ちゃんを間近に見せてあげて、誰しもだっこされてきたんだよと。この小学校のエリアには児童養護施設から通っている、そんな子供たちもおりますので、みんなすぐ歩けたわけじゃないよ、いろんな人にだっこされてきたんだよということを赤ちゃんとの触れ合いの中で教えていく。そして、皆さんが抱えている悩み、例えば、あんたなんか産まなければよかったというふうに言われて受けた傷がどのようなものであるのか、自分では処理できない悩みはSOSを出さなくちゃいけないんだということも教えております。
子供を幸せにするために是非家庭というものにもフォーカスしたいということを申し上げまして、発言を終了します。
ありがとうございました。