岡部徹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(岡部徹君) 日本もそうだったんですけど、成長戦略を取っている国は、国策として環境はちょっと低く置きます。もうこれはしようがない。なぜかといったら、おまえら、ごみ捨てるのに一トン何万円払うかといったら、それだったらもうちょっともうける方にお金を投資したいとなりますので。日本もそうだったように、中国も行く行くは、今はかなり低い環境コストでしょうけど、ある程度豊かになってきたりいろんな問題が顕在化してくると、恐らく環境コストを上げてくると思います。
 ただ、そうなると、今度、またほかのどこか安い国が出てくるんですね。特に、鉄鉱石とかと違って、レアメタルというのは、それこそ申し上げましたように需要が少ないものですから移動ができちゃう。要は、たった三つの国から供給していたら世界中に供給できちゃいますから。だから、そういった意味じゃ、実際どうなっていくのかというのは分からないです。
 ただ、所先生がお答えになったことにちょっと関連するんですけど、日本は、実を言うと廃棄物を海外からかなり輸入しています。ただし、条件付でして、貴金属を含む廃棄物です。これは世界中で取り合いをしております。例えば自動車の排ガスをきれいにする触媒、白金族、プラチナとかロジウムを含むんですけど、これをもう海外で一生懸命集めて、日本に持ってきて製錬している。例えば、電子基板のスクラップでも金の品位の高いやつですね、これは持ってきています。それはなぜかといったら、日本がそういった特殊金属の製錬が今は得意だからですね。
 だから、こういった意味では、ちょっとお答えになっているかどうか分からないんですけど、日本は環境を害さずにそういった有用なメタルを取り出す技術が今はトップランナーですので、これは今後も戦略として強化していくべきだと思います。あとコスト、安いものを処理するというところはもうどうしても勝てないですね、日本は。
 以上です。

発言情報

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発言者: 岡部徹

speaker_id: 22374

日付: 2021-02-24

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会