岡部徹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(岡部徹君) 今も、中国は尖閣諸島の問題の後、一気にレアアースの値段が上がりまして、元の値段には戻っておりません。
 したがいまして、その結果とも言えるんですけど、結構高いコストでもオーケーということになりましたので、環境に対しては今かなり改善が進んでおります。ただ、日本ほどはもちろん厳しくないです。特に廃棄物の処分のところは、日本に比べたらもう桁違いにまだ安いと思います。だから、そういった意味じゃ、今後そういうのがどんどん厳しくなってくると、単純にレアアースのお値段が上がるというだけですね。そこが重要なポイントとなってきます。結局は、技術とコストの関係になってきますので。
 そういった意味じゃ、梅村先生が先ほどおっしゃった、技術革新によって使われていなかった資源が価値を生む可能性はという、これ山冨先生に聞かれた問いだと思うんですけど、それについてちょっと補足させていただいてよろしいでしょうか。
 例えば、百二十年前は、アルミニウムもレアメタルだったんです。要は、資源はあるけど、あれをメタルにできなかった。ただ、ホール先生とエルー先生というのがそれぞれにすばらしい技術を開発して技術革新が起こったから、一気に、まあ戦争とかもあったんですけど、一気にアルミニウムはレアメタルからコモンメタルになったと。それがアルミニウムですね。
 もう一つ、最近皆さんの御記憶に新しいのはシェールガスですね。これも技術革新先導型の資源の有効利用です。昔は、あんなものは使い物にならないとか、コスト掛かるし技術も駄目だということだったんですけど、それがいきなりエネルギー資源に変わったということですね。
 そういった意味じゃ、例えば皆さんが知っているチタン、これは私の専門でもあるんですけど、これも資源はもうやたらあります、九番目に多い元素ですから。幾らでもあるんですけど、いまだ技術革新が起こらずレアメタルのままなんですね。もしこれが、アルミニウムのような技術開発がもし起これば、一気にコモンメタルになってきます、資源は無尽蔵ですから。
 そういった意味じゃ、日本は今、今後取り組むべきことは、チタンとか、あと電池に使われるニッケル、コバルト、こういうもののいわゆる生産の技術革新、あとリサイクル、これを要はリードしていく。今も日本ははっきり言ってリードしているんですけど、リードし続ける国づくりが大事なんじゃないかなと思います。
 あと、最後ちょっと気になったことは、山冨先生は、所先生、岡部先生の分野は花形だなどとおっしゃいましたが、ちょっと大きな誤解がありまして、所先生御自身は花形研究者です。これは間違いない。ただ、正直言いまして、私の分野は花形分野ではありません。

発言情報

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発言者: 岡部徹

speaker_id: 22374

日付: 2021-02-24

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会