岡部徹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(岡部徹君) 今、リチウムの採掘、特にチリのアタカマ湖からの環境破壊についてコメントがありましたが、ちょっと若干の誤解があるようですので御説明させていただきますと、この参考資料、ちょうど用意したもののまず二十二ページ、二十四ページの写真を御覧になってください。ここにありますように、アタカマ砂漠というのはこんなところです。要は、これもう一年間雨が降らない。水のようなのが見えていますけど、これは湧き水ですね。そういうようなところです。
そして、更にどんどんめくっていただいて、ちょうど今日資料を用意しておいてよかったんですが、配付資料でいったら、ページでいうと、スライド番号でいうと六十五、六十七、六十八辺りですね。これがまさにリチウムの、かん水といって、地下にある塩水の採掘現場です。これ、正直言いまして、今幾ら掘っても誰も困らないです。なぜかというと、人いません。人という意味の誰もは困らないです。これは一つコメントですね。
ただし、スライドの七十五ページ見ていただいたら分かるんですけど、EV車一台造るのにはどのぐらい掘り出さなきゃいけないかといったら、二トン以上のかん水を掘り出さなきゃいけません。ただ、これは別にEV車を造るために二トン以上掘り出すんじゃなく、これはKClというカリウムですね、カリウムの資源を掘るためにばんばん掘り出して、その副産物としてリチウムをこれは取っているというのがむしろ現状です。
これが、以上、私からのお答えですが、あと、先ほど、前の先生に戻ったのも関係あるんですけど、再三人材のお話が質問で出てきますので、私からもコメントさせていただいていいでしょうか。
先ほど身につまされるお言葉がありまして、見えづらい職業とかたどり着きづらい分野、正直言いまして、地味で人気のないところに生きている私なんですが、これ、私自身は正直言ってこういう分野を目指したわけではなく、一番出来の悪い学生だったから一番人気のないところに配属されました。今から三十年前ですね。それが非鉄冶金、特殊金属製錬。ただ、今では未来材料、チタン、レアメタルという分野になり、しかも非常に重要な分野になりつつあると。これ、大事なことですね。教育ってそういうものなんですね、分野とか。
私と所先生は、折しも、こういった非鉄材料の方にいろんな人材を誘導すべく、その重要性、将来性を大事だよということを言うべく、いろんな方々、業界にアピールする活動を二人で一生懸命やってきています。ただ、全然インパクトがないんですね。
そこで、今日お願いしたいのは、レアメタルのリサイクルがいい分野だと議員の先生方に言ってほしいとはお願いしません。ただ、日本が得意とする材料のプロセス分野、こういう分野は将来性があり、しかも国として大事なんだから、もし皆様の御家族、さらにそのお知り合いがそういう分野に興味を示したら、あんなところ行くなと言うんじゃなくて、むしろ背中を押していただきたい、国として動かしていただきたい。
議員の先生方がこの分野は重要だと言ったら、よりいい人材がたくさんこの分野になだれ込むことを期待して、今日ここにはせ参じさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。