明日香壽川の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(明日香壽川君) どうもありがとうございます。
 イノベーションは非常に重要だと思います。ちょっと前の質問等にも関わるかもしれないんですが、やはり足りなかったのは、イノベーションしましょうというふうに政府は言うんですけれど、そこで終わっていたということかと思います。
 日本の場合、産業政策、特に再エネ、省エネに関しては、サンシャイン計画、ニューサンシャイン計画、ムーンライト計画とかいろいろあったんですね。ですが、残っている企業はないです、そこで頑張って今やっている。そのときに幾つかのレポート、報告書が出ているんですが、やはり国が明確な目標を、まさに数値目標、国内で何年までにどのくらいのシェアにするというものがないと、産業は、企業は付いていかない。基本的には将来性がない、政府は余り真面目に考えていないということで、今お金を、赤字になって、どんどんどんどん投資しても将来性がないということでやめてしまっているというのが原因だというふうな分析している論文が幾つかあります。
 なので、まさに、いわゆるプルというんでしょうか、どの国でも産業政策でその国の産業を成長させるためには政府が物すごく投資をしています。まさに大きな投資で、インターネットもそうですし、軍事的なものもそうです。なので、それと同じような形で、日本でも再エネ、省エネに関して政府がもっと大きな数値目標を出して具体的な政策を打ち出していくと。
 そのときに、政策の話なんですけれど、それぞれの分野では違うんですが、例えば省エネはもうかるんですね。なので、我々のレポート、計算では、大体工場が偏差値六十ぐらいのエネルギー効率になってくださいというふうにそれぞれの工場にお願いすると、で、駄目だったら名前出しますよというような制度を入れてくださいということを提案しています。もちろん、今、名前が出ない状況、制度になっているので、名前出されるのは嫌かもしれないですし、抵抗するかもしれないんですけど、少なくとも偏差値七十を要求しているのではなくて六十を要求しています。かつ、省エネの場合、十年、十五年、短いものは五年で必ずもうかる話なんですね。なので、そういう政府のちょっとしたプッシュ、あめとむち両方が必要だと思うんですけれど、プッシュがあればいろんなものは変わるかと思います。
 あとは、電気自動車の場合は政府がどれだけ数字を出すかということもあります。それはほかの国もやっていることでありまして、それぞれの企業の経営判断にもよるかと思うんですが、今の日本の企業の経営判断はやはり政府を見て判断してしまうので、そういう意味では皆さんの政策が非常に重要なので頑張っていただきたいと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 明日香壽川

speaker_id: 22646

日付: 2021-04-21

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会