小林良樹の発言 (情報監視審査会)

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○参考人(小林良樹君) 御質問ありがとうございます。
 当委員会の報告書等を見ても、このサードパーティールールについて様々な御議論がこれまでもなされているということで、ある意味、政府側と議会側のリテラシーを高める上では好ましいことかなというふうに感じております。
 その上で、サードパーティールールは、私の理解では、先生が今御指摘のとおり、何か法令上の根拠があるものではなくて、業務上の慣行であるというふうに理解をしております。それは、我が国のみならず、アメリカあるいはヨーロッパの国に行ってもそのとおりであります。
 したがいまして、じゃ、どういうことかというと、インテリジェンス業務を形作っているそのほかの様々な基本理念、例えば、政治とインテリジェンスの分離であるとか、あるいは秘密の保持であるとか、それから民主的統制、様々な理念の中でその都度判断されるべきであろうというふうに考えております。これは、あくまでも学術解釈上の話として、サードパーティールールというのは何か常にそれが優先されるものというよりは、様々なほかの理念との利益衡量の中でその都度の対応が決まっていくものだと思います。
 ここからが問題で、じゃ、その都度どう考えるのかということになると、まさに政府側それから議会側のいわゆるインテリジェンスリテラシーというものが求められるわけであって、なかなかそれがない、必ずしも素地がないところで議論をしてもなかなか議論がかみ合っていかない。正直なところ、これまでの御議論というのはまたちょっとそういう面もあるのかなと思いますので、そういう意味でも、そのインテリジェンス理論の体系というものをもうちょっと例えば事務局等を通じて蓄積していただけると、よりプロダクティブというか、前向きな解決に向かっての御議論ができるのではないか。逆に言いますと、現状だと、その両者のリテラシーが若干低いので議論かみ合わないままで行っているのかなというふうに思います。
 済みません、ちょっと直接的なお答えになったかどうか分かりませんが、以上でございます。

発言情報

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発言者: 小林良樹

speaker_id: 24829

日付: 2021-04-28

院: 参議院

会議名: 情報監視審査会