渡辺喜美の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○渡辺喜美君 これはフクシマ戦記という本でして、最近刊行された。船橋洋一さんというワシントン特派員もやられたジャーナリスト。上下二巻の大変分厚い本ですが、ノンフィクションノベルとしては最高の読み物ですね。非常に面白いですよ。よく丹念に取材しておられるなと思いました。
 中村審議官が記者会見やっていた三月十二日の午後ですか、炉心溶融が進んでいる可能性がありますと中村さん、炉心溶融がほぼ進んでいるのではないでしょうか、そのとき菅総理が叫んだ、これは何だ、何だよこれは、俺はこの話を聞いていないぞとこの本には書いてあります。
 結局、炉心溶融と大体想像が付いていたのに、官邸の方は、自分のところにきちんと報告されていない、東電や保安院の会見で初めて明らかになるとは何事だと枝野官房長官が憤ったという記述もございます。
 この辺りが当時の危機管理のどたばたですよ。まあ大臣に聞いてもしようがないんで、これお聞きはいたしませんけれども、危機管理の何が駄目だったかということがよく分かるわけであります。ベントをやるべきだという話はもう既に三月十一日からあったわけですよね。ところが、なかなか東京電力が進まない、そこで菅総理が乗り込んでいくなんというのは皆さんも御記憶のとおりですよ。
 私は土地改良区の理事長というのをやっていまして、四月の、一一年、十年前のですね、四月の下旬ぐらいだったか、自分のところの土地改良施設をフィンランド製の線量計を仕入れて測って歩いたんですね。あるところではもうアラームが鳴りっ放し、〇・五マイクロシーベルトでアラームが鳴る設定になっていましたんでね。正直、私は頭の中真っ白になりましたね、いや、何事が起きたんだと。実体験として、もうよく覚えております。
 当時、SPEEDIという、これは文科省がつくったんでしょうかね、このSPEEDIの緊急時放射能影響予測ネットワークシステムが住民避難のツールとして使われなかったのはなぜですか。

発言情報

speech_id: 120414858X00320210323_132

発言者: 渡辺喜美

speaker_id: 22070

日付: 2021-03-23

院: 参議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会