渡辺喜美の発言 (東日本大震災復興特別委員会)
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○渡辺喜美君 これも、船橋洋一さんによりますと、幾つか理由を挙げておられますが、そのうちの一部でありますけれども、まず第一にSPEEDIを住民避難に生かす意思、そういうものが非常に希薄であったと、また、SPEEDIを住民避難に生かすゲームプランがまるでなかったということを指摘しています。その上で、総理官邸が活用に慎重であったということを述べておられますね。
次に、ガバナンスの欠如、要するにつっかけもちですよ。当時の文科省、保安院、原子力安全委員会が二元体制、三元体制になっていたというわけですね。それぞればらばらに予測計算をやっていた、一元化がまるでできていなかった。政治家と官僚の役割規定が非常に曖昧であった、危機管理の意思決定過程、指揮命令系統が確立されていなかったと。そして、旧科学技術庁と経産省のどろどろバトルがあったと、科学技術庁官僚の経産省保安院への恨みつらみがあってつっかけもちになってしまったと。誰が責任を持ってSPEEDIを回すか、たらい回ししちゃったというわけであります。結局、よく分かっていなかった原子力安全委員会、当時の、そこに回ってきて、ほったらかしになってしまったというわけですよ。
意図的に隠そうとしたわけではないんだけれども、まさにこういう無責任体制、でもって住民避難のツールとして使えたのに使わなかった。飯舘村辺りが典型的な例ですね。とにかくこういったパニック回避、こんなもの公表したら大変なことになりますよというんでリスク回避をやってしまったということであります。
最後に、大臣に御質問いたします。
福島の県民所得が二〇一五年度以降低下を続け、最新の数字では、二〇一八年度が対前年比でマイナスに沈んでいます。もう本当に福島県民取り残された感がこれでもうよく分かりますよ。この理由は何ですか。