義本博司の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
委員御指摘のとおり、就職氷河期世代においては、教員免許状を持つものの、当時の高い教員採用試験の志願倍率の中で結果として教職の道を諦めざるを得なかった方が一定程度あるというふうに考えております。こうした方々が民間企業等での経験を経て学校現場に参画することは、多様な教師集団を構築する上で大変重要であるというふうに考えております。
そのため、文部科学省におきましては、就職氷河期世代を対象にした教職に関するリカレント教育プログラム事業というものを実施しておりまして、現在、全国八大学で行うプログラムの開発と実施を支援しているところでございます。
具体的には、オンラインで必要な講座について受けるような形での通信教育の取組を支援するということと、それから、例えば授業視察とか模擬授業なんかについてやるようなプログラムというのを用意してやっていただいているところでございまして、基本的には受講料は無料という形で提供させていただいております。現時点においては、就職氷河期世代を含めて全国二百八十九人が本年六月頃から実施されます教員採用試験に向けてプログラムの受講をしているというふうな状況でございます。
教員に必要な資質能力を身に付けられるように、例えば東京学芸大学においては、教育ファシリテーターとしての役割やスキル、アクティブラーニングの授業実践、ICTの利活用に関する理解のプログラム、滋賀大学におきましては、子供の発達に関する脳科学や特別支援を要する児童生徒や外国人児童生徒への理解に関するプログラム等が特色的なものとして開設されているところでございます。
文部科学省においては、引き続き、こうした取組を支援するために令和三年度予算において必要な予算措置をしておりまして、就職氷河期世代を始めとした教職に熱意のある人材が学校現場に参画するように積極的に支援してまいりたいと存じます。