上野通子の発言 (文教科学委員会)
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○上野通子君 ありがとうございます。大臣のおっしゃるとおりでございます。幼児教育の充実、是非ともよろしくお願いいたします。
その中で、関連なんですが、先日、自民党教育再生調査会において、お茶の水大学名誉教授の耳塚先生から、小学校の入学前の段階からの幼児教育の充実がその後の家庭環境による学力の格差を解消するためにも極めて有効との御見解をいただいたんですね。
そこで、次に、親の職業や学歴といった家庭の社会経済的背景、いわゆる今SESと呼ばれていますが、このSESと学力についてお伺いします。
資料二を御覧ください。
文科省では全国学力・学習状況調査の追加調査として保護者に対する調査を行っており、その調査結果を用いて耳塚教授は、SESと学力の関係には一定の相関関係があることを分析されています。
そして、具体的に言いますと、資料三を御覧ください。
この調査の一部なんですが、この資料三からは、SESが低いと三時間家庭で学習しても、SESが高くて全く家庭で学習しない子供よりも学力が上がらない、伸びないということなんですね。つまり、これはSESが低いと幾ら子供が努力しても学力向上には限界があるとの分析結果なんです。
私としては大変ショックなデータなんですけれども、とはいっても、SESだけで全ての学力が決まるわけではございません。耳塚教授もおっしゃっていましたが、本人のやる気と保護者の意欲、さらには学校での指導力、そして地域の支援があれば必ずSESの壁は乗り越えられるはずです。
そこで、もちろん現在でも文科省として様々な支援はされていると思いますが、例えば、SESにかかわらず、学力向上に効果的と言われている読書活動の推進又は非認知スキルを上げるためのコミュニティ・スクールなどを中心とした地域の力、地域力の充実について今後更にどのような取組を行おうとしているのか、文科省にお伺いします。