赤羽一嘉の発言 (本会議)

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○国務大臣(赤羽一嘉君) 大塚耕平議員から、羽田新飛行経路について三点お尋ねがございました。
 まず、第一点目の新経路設営の背景についてお答えさせていただきます。
 昨年三月二十九日から運用を開始いたしました羽田空港の新飛行経路につきましては、主に二つの背景から導入されたものでございます。
 第一に、我が国の国際競争力の強化等の観点から首都圏空港の機能強化は必要不可欠であり、平成二十五年から学識経験者、専門家らを交えて議論を行った結果、羽田空港の更なる発着容量の拡大のためには、新飛行経路の導入が最善かつ唯一の方策と位置付けられたものでございます。
 第二に、従来の経路では千葉県上空を航空機が飛行しておりましたが、千葉県及び関係市町からは、この騒音影響の軽減について継続的に要望をいただいてきたところでございます。東京都を含めた首都圏全体で騒音負担の共有を図る必要があったところでございます。
 次に、新飛行経路における降下角引上げの理由についてお答えさせていただきます。
 新経路につきましては、平成二十七年以降、延べ百三十六会場において住民説明会を開催してまいりました。その中で、住民の皆様から騒音影響を軽減してほしいとの強い御意見、御要望があったことを受けまして、着陸地点を海側に移設することによる飛行高度の引上げや低騒音機の導入促進などの騒音対策に加え、降下角の引上げによる飛行高度の引上げを実施しているところでございます。
 議員御指摘の安全面につきましては、運用開始前に三・四五度超で進入後、三度で着陸する二段階進入も可能であることなど、運航上の留意点につきまして外国航空会社を含む各航空会社に説明会等により周知を行い、安全運航に万全を期しております。
 さらに、昨年三月、新飛行経路を実際に飛行したパイロットから直接ヒアリングを実施いたしました。パイロットからは降下角の引上げ自体は技術的に困難ではなく、安全上問題なく運航できていることを確認させていただきました。実際に、これまでの運用面においても安全上問題があるような事例があったとは承知をしておりません。
 最後に、新飛行経路の一時凍結についてお答えさせていただきます。
 現下のコロナによる影響のため、国内航空、国際航空共に大幅な減便が生じておりますが、羽田空港の新飛行経路は、将来的な航空需要の拡大を見据え、我が国の国際競争力の強化並びにかねてよりの懸案事項でありました千葉県への騒音軽減等の観点から導入したものであり、引き続き運用していく必要があると考えております。
 他方、本件につきましては、地元の地方議員の皆様からの強い要望もあり、また、私自身の新飛行経路の固定化回避、騒音軽減の問題意識から、航空機や航空管制の技術革新も新飛行経路の導入を提案した平成二十六年当時に比べ進展している点を踏まえ、新飛行経路の固定化回避、騒音軽減のための技術的選択肢を改めて検討したいと考え、昨年六月より有識者及びパイロットの方々にも参画をいただきながら、羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会を立ち上げて御議論をいただいているところであります。引き続き検討をしっかり進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。(拍手)
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発言情報

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発言者: 赤羽一嘉

speaker_id: 22425

日付: 2021-03-24

院: 参議院

会議名: 本会議