青木一彦の発言 (本会議)
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○青木一彦君 自由民主党の青木一彦です。
私は、自民、公明を代表いたしまして、ただいま議題となりました令和三年度予算三案に対し、賛成の立場から討論いたします。
討論に先立ち、昨日、弾道ミサイルを発射した北朝鮮の暴挙に対して強く抗議いたします。国連安保理決議違反であることは明らかです。絶対に許されません。あらゆる手を尽くして、拉致、核、ミサイル問題の解決に向けて北朝鮮の態度を変えさせなければなりません。この点を強く申し上げて、討論に入ります。
冒頭、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。また、闘病を続けておられる皆様にお見舞いを申し上げます。
最前線で御尽力いただいている医療従事者の方々を始めエッセンシャルワーカーの皆様、そして感染拡大防止に御協力いただいている全ての皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。
今月二十一日、二度目の緊急事態宣言が解除されました。しかし、今、新規感染者数を見れば増加している地域もあります。変異ウイルス感染数も増えつつあります。気を緩めることなく、リバウンドを何としても回避していく必要があります。
一方、昨年春とは違い、感染を抑制するための方策は分かってきています。経済対策についても、影響を大きく受けているところとそうではないところが明確になっています。
今週、政府は、コロナ対策予備費を活用して、コロナ禍で大きく影響を受けている低所得の子育て世帯に向けて、児童一人当たり一律五万円を支給することとしました。あわせて、コロナ対応の休業給付金など非正規雇用労働者等に対する緊急支援策、そして時短要請等を踏まえた経済支援策を講じることも決定しました。
切れ目なく医療提供体制の充実やワクチン接種の着実な推進等を図るとともに、感染拡大の予兆を感じ取れば、特措法改正により新たに設けられたまん延防止等重点措置などのツールを活用することも含めて、機動的に対策を講じなければなりません。
そのためには、令和三年度予算三案を直ちに成立させ、既に執行されている令和二年度第三次補正予算と合わせて、しっかりと感染拡大防止策を講ずると同時に、我が国の未来を左右する重要な課題に対応した施策を実行し、国民の皆さんに安心と希望をお届けすることが何より大切です。
それでは、以下、令和三年度予算三案について、賛成の主な理由を申し述べます。
まず、本予算案は、新型コロナウイルス感染症を克服していくための予算である点です。
これまで得られた知見等に基づいて、経済社会活動との両立に向けた新型コロナウイルス感染症対策に万全を期します。第三次補正予算と一体となって、病床数の確保など医療体制の整備、新型コロナワクチン接種体制の整備や接種の実施、医療機器の国内生産能力の増強等によって感染の拡大防止を着実に進めます。さらに、予期せぬ状況変化に備えるために五兆円の新型コロナウイルス感染症対策予備費を確保しています。
昨日から福島県で聖火リレーも始まりました。東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックを安心、安全な形で開催し、コロナに打ちかったあかしとなる大会とするためにも、一日も早く盛り込まれた施策を推進していくことが求められます。
また、本予算案は、デジタル化、グリーン化を強力に進めることで、ポストコロナに向けた経済構造の転換、好循環を実現し、世界をリードする日本とするための予算でもあります。
デジタル庁には、前例のないほど高度な専門人材と予算を結集させ、役所の縦割りを打ち破る強力な調整機能を発揮させます。マイナンバーカードについても、運転免許証との一体化などにより、更に便利なツールとなるように推進していきます。
二酸化炭素の排出削減に野心的に取り組む企業や省エネ、再エネを進める研究開発を積極的に応援し、二〇五〇年カーボンニュートラルを必ず実現いたします。
さらに、本予算案は、地域に夢と希望を与える予算でもあります。コロナ禍により、東京から地方への人の移動が始まりました。活力ある地方づくりを進めるために、地方に移住する人々や企業への支援を強化します。
また、この予算案は、子供たちと子育て世帯、子供を産み育てたいと願う方々を応援する予算です。第三次補正予算で大幅に拡充した不妊治療費用の助成に加え、新子育て安心プランに基づく保育の受皿の整備、不育症の検査、がん治療に伴う不妊に係る支援等にも力を入れています。
将来の世代のために、歳出改革にも取り組んでいます。新経済・財政計画に沿って、社会保障関係費について実質的な伸びを高齢化による増加分に収めるとの方針を達成しています。
さらに、縦割り行政の打破や省庁間連携の推進など、全般的な見直しを行うことで、予算の質も併せて向上させています。
以上、本予算案に賛成する理由を申し述べました。
ここまで予算委員会の与野党理事間で熱心な協議を重ねて、我が国が直面し、国民の生活に直結する問題等を中心に腰を据えた議論を尽くすべきとの考え方で審議を進めてまいりました。山本予算委員長や与野党理事及び各委員に感謝申し上げます。
最後に、議員各位の御賛同を賜りますことを強くお願い申し上げまして、私の賛成討論とさせていただきます。
ありがとうございました。(拍手)